ブランジュリ ロワゾー・ブルー
横山@プレマシャンティ開発チームです。
ブランジュリ ロワゾー・ブルーの店主でありクリエーター 弘岡桂子(ひろおかけいこ)さんのパンの世界は終点がみえないくらい深いです。
毎月お届けする古代小麦のパンセットも、組み合わせが同じだからこそ、季節の変化や古代小麦の変化をまるまる飲み込んで、同じ味わい・食感に仕上げておられる凄さに驚かされます。
どうしても固めにしあがりがちなスペルト小麦粒から、ふわふわの触感(食感)と、口に含むとふわりと溶ける生地感を作り出すのも、魔法だなあと感動します。
お店におじゃました折、「麦」とは縁遠い穀物を使った沢山の作品たちに出会い、その感動と驚きは一層増しました。
米、黒米、ひえ、あわ、ソルガム、そば、ハト麦。
珍しいところでは、テフやカニワ・・・。
日本ではまだ知る人の少ない穀物を材料に使っておられるだけでなく、扱う方々とのご縁が起点だというのだからびっくりです。
研究心というのか、探求心というのか、好奇心というのか。
『発酵』も様々な角度から研究しておられ、「酵素のパン」なんていうものも頂いたりで、こりゃあ単純に弊社とのご縁のきっかけとなった古代小麦だけをご紹介するのは、もったいないを通り越して『残念過ぎる』!!
古代小麦(スペルト小麦)パンの仕上がりの高さも感じつつ、桂子さんの作品の奥深さや豊かさを感じ取っていただける内容でお届けしたいと、冗談半分に「やみなべのパンバージョン どうでしょうか??」と提案をしてみました。
半分冗談に紛らせたのは、ダメって云われちゃうと悲しいから(笑)
おひとりでお店を切り盛りされていますし、月を追って「ブランジュリ ロワゾー・ブルー」の知名度も高くなり、お客様も増えておられる様子は存じていますので、セットの内容も都度考えながら毎月発送頂く「お楽しみセット」は難しいかもしれないなあと、負担が大きいかもなあと、どこかで考えていたからです。
「やみなべ」の呼び名が良かったのか?
快諾頂いて 7月に始まったのが、「ブランジュリ ロワゾー・ブルー お楽しみセット」です。
と、前置き長くなりました。
お楽しみセットには、毎回 すこしずつ違うパンが入っています。
8種類のパンは、食パンやバゲット、プチパン、ドーナッツと形やタイプの違うパンを、古代小麦、お米、雑穀と様々な素材を使い、お味にも食感にもひとつひとつの個性を豊かに感じて頂けるよう組み合わせを工夫されています。
1回目の7月は、スペルトのバゲットにプチパン、あんぱん、ルヴァン・パンドミ(食パン)、それから米とあわ、ひまわりの種の食パン、米粉のドーナッツ、そば粉とナッツが盛りだくさん入ったグルテンフリースーパーブレッド、ニンジンケーキなど。
2回目の8月は、スペルトのバゲットにルヴァン・パンドミ(食パン)、それから米とあわ、ひまわりの種の食パン、ヨモギドーナッツにノアレザン、キヌアとイチジクのパン。これにチョコのドーナッツかマカダミアリュスティックのどちらかが入っていました。
どの回も、甘味のパンと食事パンがバランスよく入ったセットです。
ヨモギの米粉ドーナツなどふかふかしたものは、蒸しなおしてお召し上がりください。
炊飯器に少し入れ、保温にしてもフカフカに戻ります。
あまり好まれないですが、ラップをしてレンジで30秒位温めてからトースターで焼いて頂いてもかまいません。
身のしっかりしたハードなパンは、スライスしてトースターで焼いてください。
バゲットなどは霧吹きで表面を湿らせると、ふんわり&カリっと仕上がります。
米の食パンは、薄く切ってカリカリにトーストしてもらうと、一層うまさが引き立ちます。
同じ米粉なのに、もっちりと重量ある仕上がりの食パンと、ふんわり仕上がるドーナッツの食感の違いは卓越しています。
材料は弘岡さんが自ら産地に赴いたりしながら、仕入れをしているヨツボシの素材たちですから、味はもちろん、作り手も、桂子さんとフィーリングの合う「すごい!」ひとたちが溢れています。
食べ物はエネルギーの塊。
彼女を中心に集まった高濃度の澄んだエネルギーを感じられるブランジュリ ロワゾー・ブルーのパンたちを、どうぞお楽しみくださいませ。