こんにちは!プレマルシェ・カカオレート・ラボの中川愛です。
カカオレート・ラボのオープン前、2022年9月から本格的にチョコレート製造が始まり、毎日カカオ豆と向き合う日々です。
正直なところ、カカオレート・ラボの店長に就任する以前はチョコレートの味に大きな違いはないと思っていました。強いていうならダーク、ミルク、ホワイトの3種類で味が違うと思っていた程度です。
ですが、カカオ豆と向き合い始めてから、カカオ豆やチョコレートの味の違いが分かるようになってきました。
カカオ豆からチョコレートをつくる工程でいちばんと言っていいほど大切で、難しい工程が「ロースティング(焙煎)」です。この焙煎の加減でチョコレートの味がほとんど決まってしまいます。
カカオ豆のロースティング(焙煎)
難しさの理由は、豆の状態によって焙煎の温度や時間が大きく変わることにあります。
産地の違う豆はもちろんですが、同じ産地の同じ農園から来た豆でも、収穫した年によって大きく変わります。
さらに不思議なことに、同じロットの同じ豆を同じように焙煎してもまったく味が違うこともあるのです。
カカオ豆は農作物なので、収穫時期や天気などで毎回味が変わります。そのため、カカオ豆からチョコレートをつくる際には、「ロースティングプロファイリング」という工程が欠かせません。
本番の前に温度や時間を変えながら焙煎テストを繰り返し、そのときのその豆にあった焙煎を探します。いくつものパターンを試した上で、理想の味に近いものを見つけ出し、やっと本番の焙煎に入ります。
日本人の食べ慣れた大手メーカーのチョコレートはいつも同じ味がしますが、小ロットで作られたクラフトチョコレートは繊細な味の変化があります。
まったく同じものには出会えない一期一会の出会いをお楽しみください^^
さて、1月3日からのプレオープン期間を経て、いよいよプレマルシェ・カカオレート・ラボは、2月4日(土)にグランドオープンが決まりました。
カカオレートはすべて店内の工房で手作りしておりますため、以下のような営業形態となります。
営業日(土・日・祝)
定休日(火・水)
製造日(月・木・金)
製造日は製造が優先となりますが、手の離せない作業中でなければカカオレートの販売は可能です。お時間に余裕を持ってお越しください。
製造スタッフが不在の場合は、2階オルタナティブ・ダイナーでのお会計をお願いします。