プレマシャンティ開発チーム横山です。
今まで禁断だったあるものにすっかりハマりました。
買いたいけどなー、お願いしたいけどなーと思いつつ、
家の平和を考えて頼めなかった「野菜の宅配」。
なのですが・・・。
須賀さんの育てる野菜の穏やかさと美しさに、
「食べたい!頼みたい!」の欲求が抑えられなくなりました。
先日のこと。
圃場見学にお時間を頂いた折、その場で収穫したかぶらや菊菜、小松菜、みずな、
ブロッコリーなどなど、一抱えもあるお野菜を持たせて頂きました。
頂いたその日に、葉物は水に放ち一晩おいて新聞紙に、
根物などはそのまま新聞紙にくるんで、翌日・翌々日と持ち歩き、
自宅に戻って袋を開けて仰天しました。
葉物はとって頂いたその日のままのように瑞々しく、
大根・かぶらの葉も、本体から切り離したにも関わらず、
葉っぱの先までしゃきんとしています。
早速・・・と切ったかぶらは、絹ごし豆腐を切るように
力を込めなくともすとんと白いきめ細かい肌を見せ、
包丁を吸い込むにつれ香しいかぶらの香りが立ち上りました。
かぶらの香りはクセがつよいものだと思っていたのに、
須賀さんのかぶらは香りが「甘い!」。
塩をひとつまみふりかけ、そのまま頂くと香りのとおりの甘さに、
結局調理をせずに、ひとりで2個 生のまま完食しました。
香りが強いのではなく、「高い」のです。
「強い」香りは、迫ってくるイメージで容赦ないのですけれど、
「高い」香りは、漂うだけ。
香りで存在を示すけれど、鼻腔で感じるかどうかは私次第で、
空気にふわんとブレンドされるというイメージでしょうか。
口に含むと、十分に咀嚼して味わい切りたいと
身体が自然に反応します。
残ったかぶらを調理しても、煮込み時間たった5分で、
とろっとろに炊き上がっただけでなく・・・
黒口浜天然真昆布とスペルト醤(ひしお)小さじ半分だけの
これでもか!というぐらいシンプルな味付で料亭の味に。
誰かに食べて欲しいなあと思った、贅沢な1品でした。
家族が熱心に野菜を育てています。
家庭菜園では鉄板の露地もの・旬野菜、いわゆる農協さんの直販所に並ぶようなお野菜は、
機嫌を損ねないようにと、外で買うことはありませんでした。
須賀さんのお野菜ボックスは、葉物以外は全部露地で栽培されて、
機嫌を損ねられてしまうど真ん中なのに、同じ大根でも、同じかぶらでも、
同じ人参でも、肌のキメがこれだけ違うのか、包丁の入りがこれだけ違うのか、
中心軸がこれだけ違うのかと驚くことばかりです。
食事中の気持ちの在り方も、家庭菜園で育つ野菜とは全く違い
「これで十分」と身体が先に箸をおきたがるのです。
食べるものは薬といいますが、本当にそのとおり。
須賀さんのお野菜を頂くようになった今、
食と心の繋を再確認しています。
施肥の考え方、地面の考え方、育て方・・・。
お話を聞き、圃場を見せて頂いた今、お伝えしたいことが山盛りです。
「文字にすると平面」になるから、何度も書き直している取材記録。
さっさとお伝えしないと!と自分にはっぱをかけておりますので、
近日 ご紹介させていただきます。