昨日9月20日(金)、東京・中目黒の「プレマルシェ・ジェラテリア」の3階にある「プレマルシェ・スタジオ中目黒」にて、「いのちとつながる お塩の勉強会」のテーマでお話をさせていただきました。
陰陽ライフ株式会社を立ち上げる前、平成18年から4年間、自然海塩のパイオニア「海の精株式会社」で働いていましたので多少の知識はありますが、専門家ではありませんし、もう辞めて10年も経ってしまいましたので、海の精時代の資料を参考にしながらのお話会でした。
以下、要約です。
日本では昭和35年にイオン交換膜法による製塩が開始され、昭和46年に塩田を強制的に廃止して、勝手に海水から塩を作ってはいけないという法律が施行され、イオン交換による化学塩が食用塩の主流となってしまったのです。
イオン交換膜法の塩は屋内で製造できるので塩田のように天候に左右されず、安定して大量生産できるという触れ込みだったようです。
瀬戸内にあった広大な塩田の跡地には石油化学コンビナートが作られました。
イオン交換膜法とは、「イオン交換膜と電力で海水を濃縮し、立釜(真空蒸発缶)で加熱蒸発して結晶させる方法。イオン膜は日本で塩田に代わる海水濃縮装置として開発され、現在も旧専売塩のメーカーがこの方式で大量生産しています。海水のミネラルバランスがこわされるので、食用最適塩の生産には不向きです。」(日本食用塩研究会「知っトク情報!正しい塩の選び方」より抜粋)
不足するミネラルは他の食品から摂れるともいわれていました。
「驚異の濃縮天然にがりパワー」(旭屋出版)の著者の真島真平医学博士が昭和40年に内科医院を開業当初、重大な病気といえば結核や赤痢だったそうですが、40年半ば頃から、ガン、糖尿病、高血圧症、高コレステロール血症、高尿酸血症、痛風、骨粗鬆症、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が増え始めたそうです。
また、花粉症や喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性の病気、うつ病や拒食症、子供の情緒不安定など心の病も増えつつあったそうです。
その原因を突き詰めて考えたところ、塩が変わったことに気づいたのです。
そこで、真島先生はニガリをさらに濃縮した「濃縮天然にがり」を開発し、患者に与えたところ、さまざまな病気や症状が改善したそうです。
その濃縮天然にがりがプレマシャンティの「毎日、海のめぐみ」。
コップ1杯の水に5~10滴入れて飲むほか、ご飯を炊く時や味噌汁に入れてもいいでしょう。
塩については、平成9年に塩専売制度が廃止され、以前のように海水から塩を作れるようになりましたので、ミネラルバランスを崩さないように海水を濃縮し、平釜で煮詰めて結晶させたものがおススメです。
海外の天日塩や岩塩は塩化ナトリウムが多く、それらが産出される硬水地域では水からミネラルが補給できますが、日本のように軟水地域では、やはり海水を丸ごと濃縮したミネラルバランスの取れた自然海塩が向いているのでしょう。(味に特徴のある岩塩もありますので、調味目的や嗜好品として摂るのは構いません)