11月20日の朝、カラっと晴れ、天気予報を見ると一日晴れマークで湿度は34%、妻が仕事でいなくなるので絶好の柿渋染め日和。
迷わず決行!
妻が出かけた8時過ぎ、まずはトレーナーをバケツに入れて湿らせた後、別のバケツに柿渋1本300mlを丸ごと入れ、足りなくなりそうだったので倍ぐらいに水で薄めてトレーナーを突っ込み、ムラにならないようにしっかり揉み込みます。
本当は洗濯機で脱水したいところですが、臭いが残ると妻にバレて叱られてしまうので、手でギューッと搾り、そーっとベランダへ。
搾って残った柿渋がもったいないので、今回も五本指靴下と生成りの褌(ふんどし)を染めました。
ベランダの床が染まらないように物干し竿の下に新聞紙を厚めに敷き、バケツを置いて、トレーナーを洗濯ハンガーに吊るします。
薄めたせいか臭いも半減するようで、近所迷惑にならないレベルです。
ただ、夕方までには乾くと予想していたところ、柿渋染めは乾きが遅く、翌21日の朝までかかりました。
そのままでは臭いが残っていて着られないので、洗って干します。
一度洗えば臭いはなくなり、日に当たると紫外線と反応して色が濃くなるそうです。
柿渋染めは他の草木染めと違って媒染剤(色の定着剤)が要らないので、いつでも手軽に染められます。
生地も強くなり、抗菌作用があって肌にもいいので、ぜひお試しください。
【柿渋豆知識】(ウィキペディアより抜粋)
柿渋が文献で最初に記載されているのは10世紀頃であり、漆の下塗りに使用された記録が残っている。また、衣類に使用したのは、平安時代の下級の侍が着ていた「柿衣」(柿渋色は時に桧皮色とも混同され桧皮着:ひわだぎとも呼ばれた)がその始まりとされる。また民間薬として、火傷や霜焼、血圧降下や解毒などに効くとして盛んに利用された。