プレマシャンティ 開発チームの花井です。
先日、下北沢を散策してきました。
50年近く前に上京したばかりの学生の頃(1974年~)、大学の音楽サークルの1年先輩の実家が下北沢で昔ながらの下宿屋さんを営んでいたため、下北沢で飲んで泊めていただくことが何度もありましたが、その頃の下北沢といえば学生相手の安い居酒屋や飲食店が何軒かあるぐらいで、何の特長もない無名の街でした。(学生でお金がなかったので高い店を知らなかっただけかもしれませんが・・・)
1979年に隣り駅の東北沢にあったオーサワジャパンに入社し、1983年に店舗を残して本社を板橋区に移すまで、時々、下北沢の自然酒が飲めるお店に行ったことはありますが、あまり縁はありませんでした。
1998年から2004年まで、オーサワジャパンの本社が下北沢に移転した頃も、まだ昔ながらのたたずまいで、駅の近くには、たぶん戦後のドサクサに作られた闇市のような「駅前食品市場」が残っていて、仕事帰りによく飲みに行きました。
その後、駅が地下化して街が様変わりしてしまい、勝手知ったる街が、まったく知らない街になってしまいました。
今回、下北沢を散策して一番驚いたのは、井の頭線の高架下に突如として現われた洒落たストリート、その名も「ミカン下北」。
未完地帯のミカンだそうです。
某大手書店を始め、いろいろなお店があり、飲食店だけでもイタリアン、台湾屋台料理、韓国料理、ベトナム屋台料理、タイ屋台料理、etc.と魅力的なお店ばかりでした。(自然食系のお店があるかどうか、まだ未確認です)
駅周辺には老舗の自然食品店と最近できたばかりの自然食品店、発酵系の専門店があり、お酒も含めて買い物には困りません。
1979年に開業した自然食レストランの老舗「ありしあ」も、店主変わらず、まだ健在です。
「ありしあ」の2軒隣りには、有機野菜や自然飼育の地鶏を材料に、化学調味料を一切使わず天然醸造の自然調味料を使う焼き鳥屋さんもできていました。
そういえば、前回のコラムに書いた山本コウタローさんが日本CI協会主催の講演会の司会をされている時、オーサワジャパン東北沢店と、下北沢の老舗の自然食品店と、もう一軒は失念してしまいましたが、その3軒の「自然食品店トライアングル」の中で暮らしている、というようなお話をされていました。
忌野清志郎さんも、時期は違いますが、自転車に乗ってオーサワジャパン東北沢店に頻繁に買い物に来られていました(花井は本社勤務だったので、一度もお目にかかったことがありません 泣)。
まだまだ変わりそうな下北沢から、当分の間、目が離せそうにありません。
「下北沢」散策
投稿日: 2022年7月30日 更新日:
この記事を書いた人
陰陽ライフ代表取締役 花井良平 (はないりょうへい)
愛知県豊橋市生まれ。
学生時代からマクロビオティックを始め、
オーサワジャパンにて27年間勤務し、同社社長を歴任。
その後、海の精企画部長。現在陰陽ライフ代表取締役。