前回、決算処理が終わって“知恵熱”ならぬ“知恵頭痛”を発症したと書きましたが、マクロビオティックで頭痛にいいとされている「大根椎茸スープ」を飲んでも変化がなく、その後、治まることなく痛みが続いたので、これは今までに経験した頭痛とは違うと直観しました。
頭痛なんて、子供の頃に風邪を引いて熱を出した時と、大人になってからは添加物入りのお酒を飲んだ翌朝に経験しただけで、たぶん20年ぶりぐらいではないでしょうか。(最近は飲み屋でも純米酒や麦芽100%ビールが増えたため二日酔いになりません)
しかも、これまで経験した頭痛は、時々ズキンズキンと痛むタイプだったと記憶していますが、今回の頭痛は左上の頭部がずーっと痛いのです。
「大根椎茸スープ」を3日ほど飲み続けても改善しないので、何か別の原因があるに違いないとあれこれ考えてみると、今年の3月頃から左耳が聞こえづらくなり、それまで乾燥耳だったのに耳ダレが出るようになって、調べてみると、頭痛の原因の中に「耳から来る頭痛」があることを知り、診察だけは受けてみようと、発症5日目に近所の耳鼻科に行ってみたのです。
実は幼稚園から小学校低学年まで、毎年夏に中耳炎になって耳鼻科のお世話になっていました。
プールに入って耳に水が溜まり、鼓膜に注射針を刺して水を抜くのですが、これが痛くて痛くて幼稚園の頃はギャーギャー大声で泣きわめいたのを覚えています。
耳鼻科の先生が、小さい穴の空いた丸い鏡(額帯鏡)を額にかけて治療している光景が今でも鮮明に目に浮かびます。
小学校一年生になって、ようやく泣くのを我慢できるようになり、母親からも褒められ、それからは意地でも泣かなくなり、成長したことが誇らしくもありました。
そんなことが小学校3年生ぐらいまで続き、何度も中耳炎になっては注射針を刺していたので、前回、同じ耳鼻科に何の症状で行ったのか記憶が定かではありませんが、先生から「鼓膜がボロボロだね」と言われました。
今回、院長先生に診ていただき、中がよく見えるように耳垢を取るためなのか、掃除機のようなもので吸引されましたが、60年経っても痛いものは痛く、泣きたくなるほどでした。
吸引した後、左右の鼓膜の画像を見せていただきましたが、右はきれいなのに左は血が滲み、膿も溜まっているようでした。
この間、毎日、耳ダレを綿棒で拭き取っていましたが、血が付くことはなく、たぶん吸引で傷ついたのでしょう。(そんなことは院長先生には言えませんが。)
その後、聴力検査と、まさかのCT検査。
断る理由を考えていなかったので、されるがまま顔の周りをクルクル回るCT装置を眺めていました。
次回は2週間後に来て、耳専門の先生に診てもらうように言われました。
可能性がある病名として「真珠腫性中耳炎」がありますが、手術を宣告されたら通院をやめて食事療法で治すことにします。(宣言しておかないと日和ってしまいそうなので)