先日、都内の自然食品店で今年初めてのデモンストレーション販売をさせていただきました。
こんなご時世なので試飲試食のデモ販はなかなか難しいのですが、新型コロナ対策としての柿渋の試飲なので、皆さん抵抗なくご試飲いただけます。
ほぼ全員がマスクを着用されていますが、試飲の際はマスクを下げるか外します。
すると、当然のことながら口や鼻孔が見えますが、ふだん見慣れていないせいか、とても新鮮に映ります。
黙っていても素顔が見られるのは柿渋普及隊の特権ですね(笑)。
やはり人の顔は鼻や口があって「ヒト」であり、表情も口があってこそなんだなと勝手にガッテンしてしまいます。
「目は口ほどに物を言う」といわれますが、マスクで口と鼻を隠してしまうと、目だけで表情を読み取るのは難しいものです。
そういえば、昨年、初めてマスクしてデモ販をした時、口の動きを見られていないせいか、平気で嘘をつけるような錯覚に陥りました。
口を隠すことによって、悪いことを言っても罪悪感がなくなるのでしょうか?
嘘をついてもバレない!・・・マスクをつけることによって、そんな心理状態を作り出すのかもしれません。
逆に、マスクをしないほうが正直に生きられるのでしょう。
そうそう、先日のデモ販中、珍しくノーマスクの女子二人組が来られて嬉しそうに柿渋を試飲されました。
なぜノーマスクなのか尋ねると、
「本当のことを知っちゃったからね-」と笑っていました。
まぁ、マスクに関しては諸説ありますが、個人的には基本的にノーマスクを貫いています。
どうしても入りたいお店でマスクを求められたら着用することもありますが、協力要請レベルであれば着用しません。
ただ、マナーとして、ポケットには常にマスクが3枚入っています。
アベノマスクを柿渋で染めたもの、オーガニックコットンマスクを柿渋で染めたもの、知り合いが染めた藍染めマスクの3枚ですが、いずれも超高級品です(笑)。
よほど変人に見られるのか、今のところ自粛警察にも出会っていませんし、面と向かって注意されたこともありません。
一度だけ、空いている電車に座ったところ、2、3席離れて座っていた高齢男性が逃げるように席を移動されたことがありましたが、それぐらいです。
早く、マスクをすることが異常で、マスクを外すことが正常な世の中に戻ってほしいものですね。