マクロビオティックとは全く関係のない話ですが、ネットを使われている皆さまにはぜひとも知っていただきたいことなので、恥を忍んで書かせていただきます。
去る12月8日、太平洋戦争の開戦日であり、ジョン・レノンの命日でもありますが、パソコンの詐欺に引っかかってしまいました。
昼過ぎにパソコンを使いながら仕事をしていて、いろいろネットで調べ物をしていたところ、いきなりウィルス感染の警告表示がドンドンドンと3つか4つ、画面いっぱいに重なって現れ、エンドレスでメッセージも流れ始めました。
今年5月に買い換えたばかりのデスクトップパソコンで、ウィルス対策ソフトも設定してあるので、何事が起きたのかと見ると、Windowsファイアーウォールやウィルス対策ソフトの表示もあり、焦っていたのでつい信用してしまい、2つの画面に記載されているWindowsサポートの番号に電話をかけてしまいました。
電話に出たのは日本語が流暢な外国の男性でしたが、言われるままにパソコンを操作して、遠隔リモートができる状態にさせられました。
ふだん見ることのないパソコン内のファイルを開きながらもっともらしい説明があり、不安を煽ってきます。
20分ぐらい説明を受け、これを直すセキュリティソフトと作業費として10万円必要とのことで、クレジットカードの情報を求められましたが、持っていないと断ると、今度は近くのコンビニで10万円分の Google play カードを買ってくるように言われ、それ何?と聞くとさっとカードの画像に切り替わり、これこれこういうもの、と説明があり、コンビニに買いに行くのにどのくらい時間がかかるか聞かれたので、30分ぐらいと答えたところ、この電話は料金がかからないから、電話を切らずに買いに行くように言われ、コンビニに行くふりをしてパソコンを購入した近くの家電量販店に相談に行ったところ、詐欺ですと即答され、その帰りに銀行に寄って事情を説明して、万一、過去のメールやファイルに口座番号と暗証番号の記録があった場合に勝手に引き落とされることがないか尋ねたところ、ネットバンキングをやっていなければ大丈夫ですとのことで、幸いやっていなかったので、少し気が楽になって帰る途中、催促の電話があったので断ったところ、家に帰ってリモートされたままの画面を見ると、デスクトップ上に50ぐらいあったファイルやフォルダーが削除されていました。
最後の電話で断らずに、騙されたフリをしたまま家に帰り、すぐにネット回線を切ってしまえば、そのような悪さをされなかったかもしれず、読みが甘かったと後悔しています。
家に着いて回線を切り、家電量販店にパソコンを持ち込んでウィルス徹底除去をお願いしました。
念のために銀行に寄って、銀行預金口座の暗証番号を変更しました。
パソコンに詳しい知り合いより、
1.パソコンのリモートアクセスを不可にする
2.パソコンのパスワードの変更
3.メールのパスワード変更
などのアドバイスを受け、修理から戻ってきたら実施します。
バックアップを定期的に取っていれば、買った時の状態に初期化することを勧められましたが、まさか今年買ったばかりのパソコンでこんなことが起きるとは想定しておらず、バックアップを取っていなかったので家電量販店にウィルス除去を依頼してしまいましたが、本当は初期化がよかったのかもしれません。
家電量販店がウィルスを100%除去できるのであればいいのですが、またいつどんな地雷を踏むか不安もあります。
ふだん、オレオレ詐欺や振り込め詐欺のニュースを見るたびに被害者をバカにしていましたが、いざ詐欺に遭ってみると、詐欺グループはプロ集団であり、手口は巧妙です。
幸い金銭的な被害はありませんでしたが、心身ともに疲弊してしまい、いまだに催眠術にかけられたような不思議な感覚が残っています。
陰陽で表せば、極陰性な精神状態です。
パソコンが元どおりに復活するかどうかはわかりませんが、皆さまも詐欺グループにはくれぐれもご注意ください。