以前は経年的に歯が無くなると思われていた時代がありましたが、昨今は虫歯や歯周病になる前に予防をすることが大切という認識が少しずつ広まってきているようです。
しかし残念なことに歯を無くしてしまった方は、そこの部分に歯を入れるためにブリッジや入れ歯やインプラントをします。無くなってしまった歯の部位により治療の仕方が変わります。奥の方の支えの歯が無くなってしまうと通常入れ歯をいれることになることが多いのですが、今回はミラクルデンチャーをご紹介します。
ミラクルデンチャーは名前の通りまさにミラクルな入れ歯です。どういうものかと言いますと、例えば上の入れ歯の本数が多くなると通常天井を覆う入れ歯を入れられている方が多いと思うのですが、ミラクルデンチャーは天井が無くとても快適です。天井が無いということは天井の粘膜で食べた物の暖かさや冷たさがすぐにわかり、味覚も鋭くなり全体を覆った入れ歯より食べ物を美味しく頂けます。また、入れ歯の材料が天井を覆うことで厚みがあり、舌の置き場が無かったりすると発音もうまくしゃべれない状態になってしまいますが、そのような心配もありません。
また、通常の入れ歯はほとんど下からいれるのですが、(着脱方向が歯の軸に平行に)ミラクルデンチャーは横からまたは斜めから入れ、下には外れにくいという良さもあります。もっとも特徴的なのは、金具が見え難く金具が支えの歯の根元につくことによってその歯に掛かる横の力を最小限にできるため、支えている歯に対しとても優しいのです。
このミラクルデンチャーは大阪の中川先生が開発されたもので、およそ10万人の歯科医がいる中、500名前後のドクターしか知りません。入れ歯でお困りの方はたくさんいらっしゃると思いますが、是非今の入れ歯をもっと快適にしたい方は、挑戦されてみてください。
【ミラクルデンチャーを扱う歯科医院】
http://ireba110.com/mirakuru-sika.html
田中 利尚
田中 利尚氏 歯科医師 整体師 日本抗加齢医学会専門医 国際統合医学会認定医 「咬合(かみあわせ)を制する者は歯科をも制す」という、歯科医学の見落とされている最も大切な力学的調和という根本理論に触れ、かみあわせを追求。しかし身体が変位していると良いかみ合わせを構築できないところに西洋医学の限界を感じ統合医療を目指し東洋医学(整体)を勉強。 顎が痛い、お口が開かない、首肩の凝り、腰痛、うつ病までを含む顎関節症の治療にも取り組んでいる。 「健康は歯から」を確信している。 |