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インタビュー取材しました。

今を全力で楽しむ先にまた夢が広がる 株式会社G-Place ライフスタイル事業グループ イーコマース事業チーム シニアマネージャー 河上 亜沙子氏 インタビュー

投稿日:

子どものころ描いた将来の夢。大人になってその夢を叶えている人はどのくらいいるのでしょうか。はじけるような笑顔が印象的な株式会社G-Placeの河上さん。製品の開発秘話について伺うと、まるでわが子の話をするように活き活きとお話ししてくださいます。今回、その裏話とともに河上さん自身についても伺うと、思ってもみなかったお答えが返ってきました。

「将来なにをしているかはわからないけれど、今はこの製品たちの魅力を広めることが楽しくてたまらないんです」と河上さん

株式会社G-Place ライフスタイル事業グループ
イーコマース事業チーム シニアマネージャー
河上 亜沙子(かわかみ あさこ)

鳥取県生まれ。大学では初等教育学を専攻し、卒業後、株式会社G-Place(旧 日本グリーンパックス株式会社)に入社。自治体・地方創生の部署にて同社が開発した省資源・無公害性樹脂フィルムを使ったごみ袋の全国展開に携わる。その後、ライフスタイル事業部に異動し、生理用品「Natura Moon(ナチュラムーン)」やナチュラルコスメ「ecoLuxe(エコリュクス)」、エコロジー洗剤「ecomate(エコメイト)」などの製品開発やマーケティングに取り組む。通販サイト「グリーンパックス館」の店長として日々邁進中。
株式会社G-Place https://g-place.co.jp/

美しい地球環境を
子どもたちにつなぎたい

——株式会社G-Placeに入社したきっかけはなんですか。

就職活動をしているとき、いろんな企業の事業内容を見たなかで、ひときわ惹かれたのが今の会社の事業でした。それで、どうしたら採用してもらえるかと考えて、採用面接後に、手書きの手紙を送って熱意を伝えたんです。それには、とても驚かれました。あとから聞いた話では、当時、採用するのは1人の予定で、すでに別の方に決まっていたけれど、社長が私の手紙に感激して、追加で採用してくださることになったとか。今も社長とお話しするときによく話題にあがるので、少し恥ずかしいのですが(笑)

——どのような事業内容に惹かれたのですか。

母が保育士だった影響もあり、子どものころからずっと教師になりたいと思っていました。それで教育学科のある大学を選び、初等教育学を専攻しました。卒論のテーマは、環境教育学にしました。環境教育学とは、学校教育を通じて、自然や環境問題への意識を高め、個人や社会が自然環境と調和した生活を実現することを目指したものです。私は田舎で生まれ育ったこともあり、この美しい地球環境を守っていきたいという気持ちが人一倍強かったんです。母がナチュラルなものに囲まれた生活環境で育ててくれたことも影響していると思います。

でも、いざ就職を考えたとき、人間的にこんなに未熟な私が教師として子どもたちに教えられることなんてあるんだろうかと不安になって。教員免許は取得したものの、まずは自分自身を成長させたいと思い、一般企業への就職を決めました。そのなかで、自分が大学で学んできた環境分野に関わる仕事に就きたいと思うのは自然なことでした。今でこそS‌D‌Gsが広く知られ、環境保全に関わる企業も増えていますが、当社は当時からそういった分野において先進的で、環境保全などに対する積極的なアプローチやエネルギー再生、地方創生など幅広い事業を展開していました。昔はごみ箱にごみ袋を使わないのが当たり前だったのをご存じですか? それだとごみが散らばってしまい、環境汚染にもつながりますよね。日本グリーンパックス株式会社は、そういった状況に着目してごみ袋の開発を始めた会社で、紙製のごみ袋に始まり、その後、省資源・無公害性樹脂フィルムを開発しました。それが今みなさんが当たり前のように使われているごみ袋の始まりです。私はこのような事業は必ず地球の未来につながっていくはずだと確信し、それが決め手になったのです。

——入社当初はどのような業務をされていましたか。

最初は、自治体・地方創生の部署で、営業事務を担当していました。ごみ袋を通じて地方自治体とつながることができ、多くのことを学びました。その後、上司から営業をやってみないかと打診がありました。私は裏方として誰かの支えになることにやりがいを感じていたので、自分が前に出ることには迷いがありました。でも、人生はなんでも経験だと思い、受けることにしたんです。営業担当としてプレマさんと出合ったのはその後すぐのことです。当時、ちょうど立ち上がったばかりのライフスタイル事業部に異動し、同じ志を持ってお取引きができる先を探していてプレマさんと出合いました。

自分の経験を
製品開発に生かす

——製品開発に携わるようになった経緯を教えてください。

ライフスタイル事業部では、当初は環境にやさしい製品を紹介する通販サイト『グリーンパックス館』の店長と営業として、取引先への提案業務を兼任していました。そこで、お客様からいろんなご要望をいただく機会をいただき、私自身も「こういうものがあったらいいな」と感じることが増え、製品開発への想いが募っていきました。そして、会社がこれまでの商社という立場からメーカーへと変わる転換期に、商品開発に力を入れていこうという方針となり、私は商品開発チームに配属され、商品開発に携わることになりました。

——初めて開発した製品はなんですか。

ナチュラルコスメのシリーズで、エコリュクスの「オールインワンアロマクレンジングシート」という製品です。当時は、営業やマーケティング、お客様の対応はもちろん、発送業務も自社でおこなっていたので、とにかく忙しくて。帰宅後、入浴する時間や体力的な余裕がなくても、メイクだけは落としたい。できるだけ手早く済ませたいけれど、手軽なものは肌が荒れて、翌朝の肌にウンザリする。そんな毎日を繰り返すうちに、肌にやさしい天然成分で、パッとメイクを落とせる便利なものを作れないだろうかと思ったんです。開発にはとても苦労しましたが、結果的に非常に良いものができて、ロングランのヒット商品になっています。

——製品開発で印象的なできごとはありますか。

製品開発でいつも念頭にあるのは「妥協しないこと」と「諦めないこと」です。先日、ナチュラムーンのタンポンを作ってくれている韓国の工場に行ってきました。タンポンはお客様からのご要望で開発した製品で、人気商品のひとつでしたが、工場から「もう作れない」と言われて、残念ながら一度は廃番になったんです。でも、その後もお客様からのご要望は続くし、私も諦めたくない。だったら直談判するしかない!と考えて、韓国まで行きました。どうしたら社長の心を動かせるかと考え、入社時のことを思い出して、韓国語で手紙を書きました。韓国語はさっぱりわからないなか、必死で調べて書いたので、気持ちが伝わったのだと思います。それを読んだ社長が大変喜んでくださって、タンポンを再販できることになりました。あれは嬉しかったですね。もちろん「物」を作っているのですが、結局はやはり「人」だと思うんです。製造先と心から信頼しあえれば良いものが作れて、お客さまにも喜んでいただける。これこそが製品開発の醍醐味で、本当に楽しいですね。

——製品開発の際に心がけていることはありますか。

自分の強みを活かすことです。ナチュラムーン(生理用品シリーズ)やエコリュクス(ナチュラル素材の時短コスメシリーズ)を開発するうえで、「女性である」ということは大きな強みですが、私ならではの強みもあると思っています。実は、入社して、キャリアを積み重ねていくのに今からががんばりどころというときに、妊娠していることがわかりました。出産後は、忙しい毎日ですが、娘と過ごす時間が私を成長させてくれていることを実感していて、この時間は間違いなく人生の糧になると感じています。やはり、大切な娘には健やかに伸び伸びと育ってほしいので、そのために今なにができるかと、深く考えるようになりました。それが製品開発にもつながっていますし、子育てをするとどうしても日々忙しいのですが、そういったすべての経験を製品開発に活かせるのは、私の大きな強みだと思います。今の私の人生でなければ生まれていなかった製品もあると思います。もちろん、皆さまのニーズに寄り添うことが一番ですが、これからも「私ならではのもの」を作っていきたいですね。

——育児と仕事の両立は大変だと思いますが。

そうですね、大変なことはなにひとつないと言うと嘘になりますが、忙しいときや海外出張のときは母を頼ったり、周りの環境にも恵まれているのでなんとかやっていけています。そして、なにより娘に助けられているなと思っています。私の母は保育士として、子どもの健康な身体を作るには食が大事だということを意識し、私が幼いころから栄養バランスの取れた食事をいつも用意してくれていました。それで、私も娘が幼いころはどんなに仕事が忙しくてクタクタでも、毎日きちんと料理をしていたんです。思い返すと、かなりストイックでしたけど、そのおかげか娘はとても身体が丈夫な子に育ちました。保育園のころもめったに体調を崩すことはなく、小学校は6年間皆勤賞でした。今は当時よりさらに忙しいので、どうしても手抜き料理にしたり外食にしたりすることもあるのですが、身体の基礎ができているからか、体調を崩すことがないので助かっています。

今、娘は中学受験に向けてがんばっています。受験って、調べることが多いし、送迎や精神面のフォローなど、親も大変なんですよね。じつはこのタイミングで会社から昇進の内示があり、さらに忙しい状態です。当社は子育てに理解があって、それぞれの家庭の事情も汲んでくれるのでありがたいですね。こういう会社だからこそ、新卒から今まで長く働き続けられているのだと思います。

河上さんが最初に手がけた「ecoLuxe(エコリュクス)オールインワン アロマクレンジングシート」

人生が変化していっても
夢は諦めない

——今の仕事をしていてよかったと思うことはなんですか。

たくさんありますが、いちばんは娘と性の話を屈託なくできるということです。一般的には子どもが年ごろになるとそういう話をするのが難しくなると言われますが、わが家にはいつもナチュラムーンのナプキンが置いてあって、娘にとっては小さなころからそれが当たり前の生活。生理の話も、そもそもタブー視することがおかしいのですが、わが家ではまるで世間話のようにできています。今の仕事をしていなかったら、高吸水性ポリマーが身体を冷やすなんて知らなかっただろうし、そんなことを考えもしなかったかもしれません。女性の身体にとって大切な話を、きちんと娘に伝えられる環境であることがありがたいです。娘も、私が「次はこういうのをつくろうと思ってるんだよ」と話すと、ものすごく興味を持って聞いてくれるんですよ。仕事と家庭の両立は大変だね、がんばってるねとよく言われますけど、私は仕事があるから家庭を大事にできるし、家庭があるから仕事を楽しめる。がんばって両立しているというよりは、お互いが支えあって成り立っている感覚ですね。どちらもないとダメなんです。

——今後の展望をお聞かせください。

仕事面ではやはり、ナチュラムーンをもっと広めていきたいなと思っています。おかげさまで、たくさんの方にご利用いただいていますが、ナチュラムーンを知らない人はまだたくさんいると思います。紙ナプキンは便利だけれど、使うことで身体を冷やしてしまうかもしれない。そしてそれが身体の不調につながっているかもしれないということを、一人でも多くの方に知っていただいて、お悩みを解決するひとつの手段として手に取っていただけると嬉しいですね。また、今までは必死に走り続けてきましたが、このあたりで自分のキャリアを改めて俯瞰してみたいと思っています。もちろん今の仕事は好きで、充実しているので、これからも続けていくつもりですが、教育に携わる仕事をするという夢を諦めたわけではありません。今、仕事を通して自分自身を成長させるという目的は叶えられていると感じているので、定年後とか、もっと歳を取っておばあちゃんになってからでも、なんらかの形で子どもたちと触れ合えるような仕事ができたらいいなと。これはまだ妄想の域を出ないけれど、想像するだけでも楽しいですし、将来絶対にやりたいことのひとつです。

どのような未来が待っているかはわかりませんが、今を全力で楽しむことが未来にもきっとつながると思うので、そのときそのときの感覚を大切に毎日を過ごしていきたいと思います。

敏感肌にもやさしい

トップシートも吸収体も天然素材のナチュラルな生理用品。通気性がいいためムレにくく、肌ストレスが軽減します。

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今を全力で楽しむ先にまた夢が広がる 株式会社G-Place ライフスタイル事業グループ イーコマース事業チーム シニアマネージャー 河上 亜沙子氏 インタビュー

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