プレマシャンティ開発チーム 横山です。
4月に20セット限定でお届けした直送便。
Boulangerie L’oiseau bleu(ブランジュリ ロワゾー・ブルー)のパンセットの5月お届け分の募集を始めました。
https://www.binchoutan.com/premashanti/season/bread.html
4月は「気がついたら終わっていた!」のお声が多く、次はいつになるかとお問い合わせも沢山頂いていました。
さすが、ロワゾー・ブルーさん!
店主 弘岡桂子(ひろおかけいこ)さんが、ひとりで粉を挽き、捏ね、熟成させ、焼成し、発送まで手掛けるこの宝箱、1回の数は20が限界なのですが、余りのお問い合わせの多さに・・・「5月は2回 いいですよ~~!」
その気前の良さと懐の広さ(深さ?)が、素敵です。
初回は5月12日(火)発送 限定20セット(先着順)です。
セット数の内容は、4月と変わりません。
なるべく前回 間に合わなかった方にお渡ししたくはあるものの、こればかりはタイミング。私が出来ることと云えば、第二便の予告のみです。
初回便の発送準備が整った時点で、第二便の募集を開始します。
大型連休明けを予定しています。
12日発送の受付が、5月3日からの弊社休業を挟む都合上、もし12日発送分を超過した場合には、一部のお客様に第二便での発送へ移動をお願いしないといけない可能性がございます。ご了解頂きますようお願いします。
(かごシステムが、受注総数目視確認と手動開停止なのです・・・汗)
さて、表題の「フワリちゃん」。
桂子さんに「絶対入れて!」とお願いをして、セットに加えてもらったのが、この子です。
ふわっと感、伝わるでしょうか。
一般的に古代種小麦と呼ばれるスペルトではまず、このふわっと感が出せません。
固くて締まる性質が強いので、製粉して使うなら、クッキーやみっちり重いドイツ系パン、ピザクラストやピタなどには非常に親和性が高いです。
卵などを加えれば、ふわっ!しっとり!!が叶うのに、卵もバターも牛乳も、とにかく動物由来の素材は何も使わないのですからかなり高度。
スペルト自体の卵っぽい味わいが、粗糖やメープルで下支えされて、ほんのり、こっくり甘みを感じる贅沢ふわふわパンに仕上がっています。
このフワリちゃん。
歯がお悪く、しっかりとしたパン召し上がれないけれど、パンを食べたいと云われたお客様に召し上がって頂くべく、桂子さんが創られた作品だと聞いています。
お店であれこれご相談していると、彼女には沢山の電話がかかってきます。
小麦以外のパンというと、米粉くらいしかなかった頃。
パンは好きなのに、身体が小麦を、動物性の食材を、受け付けなくなったという方が、星の数ほどあるパン屋さんを巡ってようやくたどり着いたであろうロワゾー・ブルーは、身体が好ましくうけとる食材を選んで、パンを創り出してくれる魔法の工房だったのだろうと想像します。
桂子さんの創り出す作品たちは、どれも優しい。
口に含むと、身体にふわりと馴染むような、それでいて力強い不思議な印象を受けます。
彼女が今まで、多くのお客様に寄り添ってきた積み重ねが、食感と味わいのカタチをとっているのだろうと感じます。
命は食でできるもの。
食は明日をつくるもの。
弘岡桂子さんの作品たちが、あなたの明日に繋がりますように。