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もうひとつの穴から覗いたら

視点を変えて心と身体を捉え直すボディワーカーのつぶやき

プレマ株式会社
プロモーションセクション
ボディワーカー

寺嶋 康浩 (てらしま やすひろ)

関西大学工学部卒。ディレクターとして企業の宣伝に携わる傍、
クラニオセイクラルやポラリティセラピーなどの療法を学ぶ。
身体と対話し身体から思考のクセや感情を解放していくあり方をUnfolding Bodywork としてまとめ伝えている。
趣味はダンス。1級電磁波測定士。健康経営アドバイザー。

ジレンマゲーム

投稿日:

思考がグルグルするのは、ジレンマのせい?
ジレンマを面白がってみよう

先日、電車が駅に着いたので扉が開くのを待っていた。すると、扉が開いた途端、私が降りるより先に、勢いよく人が乗ってきた。電車を降りられない状況に、私は「え?」と驚いたが、なんとか無事に電車を降りた。

それからすぐに思考のグルグルが始まった。「降りる人を先に降ろしたほうが、効率的なのに」「そんな常識的なこともわからないのか」など、いかに自分が正しくて、相手が間違っているのか、自身を正当化する思考が繰り返され、イライラしてしまう。だれかの行動によって、自身の意識に抵抗が起こり、苦しみが生まれているようだった。

これはだれもが経験していることだと思う。私はこれをジレンマと呼んでいる。ほかにも車を運転中に後ろからクラクションを鳴らされたときや、定食屋で自身だけ注文が通っていないときなど、生活のあらゆるところにジレンマのきっかけがある。

もしジレンマを減らすことができたら、どれだけ心が平和に過ごせるだろうか。そう考えていると、そもそもなにかに対して、真面目に反応する癖があることに気づいた。それが一番の曲者のようにも感じた。ジレンマに気づいたら、不真面目に捉え直せば抵抗が起こらないのではないだろうか。

冒頭の話で、「100M走の選手が勢いよくゴールテープを切るように電車に乗ってきた」「鹿が飛び込んできたと思ったら人だった」のようなイメージをしてみると、繰り返される思考は起こらず、クスリと笑っておわった。それからはジレンマに気づいたら、不真面目に捉え直すことをゲームのように楽しんでいる。

あるとき、「戦争反対」というのもジレンマだと気づいた。「正しい自分たち」と「間違っている彼ら」という抵抗が意識のなかに生まれている。「戦争反対」と唱えることで、心の平和が失われているのだ。その点では、「間違っている彼ら」と同じではないか。反対するよりも私たち一人ひとりが心を平和にし、平和のために日々行動することのほうが大切かもしれない。

いまS‌N‌Sを見ると、だれかのいろんなジレンマが伝播し、抵抗や対立であふれている。もはやS‌N‌Sではなく、S‌D‌S(ソーシャル・ジレンマ・サービス)だと思うのは私だけだろうか。

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