
みずみずしく軽やかな口どけ。畑の生命力をそのまま凍らせたような初夏のソルベです。寒天ならではの軽やかな口どけで、暑い日のリフレッシュにぴったりです。
<材料> 4人分
・浄水……500cc
・糸かんてん……4g
・甜菜糖……50g
・レモン果汁……大さじ2
・キウイフルーツ……2個(約180g)
・きゅうり……1本(約100g)
・ミントの生葉……10〜15枚(大葉5枚で代用可)
・キウイの薄切り……適量(トッピング用)
<つくり方> 15分(冷凍時間は省く)
①糸寒天はたっぷりの水で一晩かけて戻す。
②鍋に浄水と水気を切った糸寒天を入れ、弱火で煮溶かす。完全に溶けたら甜菜糖を加え、火を止めて粗熱を取る。
③キウイ、きゅうり、ミント、レモン果汁をミキサーまたはブレンダーでなめらかなピュレ状にして②にまぜ合わせ、冷蔵庫で冷やし固める。
④固まった寒天ゼリーをフォークで粗く崩し、冷凍する。
⑤半冷凍状態になったら再びフォークで崩し、空気を含ませながら混ぜる。これを2〜3回繰り返し、ふんわりしたソルベ状に仕上げて完成。
使用食器:森修焼 NEOZYU ミルキーホワイト
ものづくりは ものかたり
常滑といえば、日本六古窯のひとつとして知られる焼き物の町。ご縁あって料理仲間20名とともに、タイル工場、製型所、急須づくりを続ける名門窯元、釉薬師の系譜を持つ窯元を巡る機会に恵まれました。土が製品へ変身する工程を見学し、代々受け継がれてきた技術や想いに触れ、どの現場にも共通していたのは、効率だけでは語れない、手仕事への誇りでした。
「ものづくり」とは技術だけではなく、「想い」が受け継がれて形になる営みなのだと実感しました。ある窯元で、85歳の現役職人さんが焼く前の急須の内側を素手でなでながら確認していました。指に指紋はありません。「なぜ、そこまで?」そう尋ねると、「女の人は台所仕事で手がふやけるやろ。洗うときに少しでも引っ掛かったら痛いやろ。だからまず私の指で取っておくんや。素手でないとわからんからな」と満面の笑み。技術の話かと思いきや、その根底にあったのは使う人への思いやりでした。その言葉に、参加者の女性陣は次々と号泣。ものづくりは、ものかたり。形のない領域から、人の手を通してモノになる。その美しさを受け取った気がしました。
農産物も料理も同じ。だれかを想う気持ちが形になったものを、私たちは毎日食べ、使い、暮らしているんだな。
ちなみに「常滑」という地名は、常に滑らかな土が採れたことに由来するそうです。土地の名前にまで焼き物文化の歴史が刻まれているだなんて! 興奮して帰宅した私は、しっかり器を買い込んでおりました。
次男「ママ、またコップ買ったん? いっぱいあるやん」
私「コップちゃう! スープカップやん!」
夫「チャイカップやな」
次男「やっぱ コップやん」
職人さんの想いは受け取れた。しかし、わが家の男子たちへの「ものかたり」が足りなかったようである。
