
岸江 治次 マクロビオティックアドバイザー お客様コンサルティングセクション マクロビ業界に30年以上の達人

矢田 香織
プレマスタッフ
マクロビオティック勉強中。一児の母
矢田 実はショックなことがあって、最近食欲がないんです。無理にでも食べないと健康によくないですよね?
岸江 そうですか。それは不安ですね。でも、精神的に不安定になったときに食べられないのは、実はいたって健康的なんですよ。
矢田 えっ! そうなんですか?
岸江 うん、ストレスの出方って人それぞれで、食べて発散しようとする過食タイプもあるけれど、それも体に負担がかかっちゃいますよね。だから、食べたくないときは無理に食べなくて大丈夫。心が不安定なときに食欲が落ちるのは、体が「今は無理しなくていいよ」と教えてくれている自然な反応なんですよ。
矢田 ああ~なるほど。
岸江 それに年齢や性別、そのときどきによって食欲や食べられる量は違うでしょ。だから、「これだけの量を食べないといけない」というのはないわけ。食欲がなかったり、体調が悪かったりしたら、別に食べなくてもいいんですよ。それこそ病気とか高齢で寿命を迎えるときは食べられなくなるけれど、そうじゃなければそのうち食べられるようになるのでね。
矢田 たしかにそうですね。
岸江 特に日本人は「1日3食食べなくちゃいけない」みたいな強迫観念があるけど、朝食を抜いたほうが体調がいい人もいるし、1日1食が体に合う人もいる。むしろ、無理して食べると胃腸に負担がかかって、かえって健康を害することもあるから、無理に食べなくても大丈夫。
矢田 ほんと、人それぞれですもんね。それと関係するかわからないんですが、最近ちょっと気になっているのが、娘がお弁当をよく残してくるんですよ。とくにお米を。季節的なものかもしれないですけど、ちょっと心配で。
岸江 ふむふむ。やっぱり暑い季節は食欲は落ちるよね。でも、お子さんも、さっき言ったように今は時期的に食欲がないだけで、別に大きな問題じゃないですよ。前回も言ったけど、気に入らないおやつだから食べないと言うんだったら食べなくてもいいわけですし、食べたくなったら食べるのでね。
矢田 そうか、そうですよね。
岸江 でも、マクロビオティック的にはやっぱり主食は食べてほしいかなあ。エネルギーになるのでね。ごはんだけだと食べにくいならふりかけを使うとか、夏はさっぱりしたものが食べたくなるので、酸味が効いたもの、梅や酢やレモンを活用するとか、お弁当向きではないかもしれないけど、麺類とかあとは香辛料もいいですよ。
矢田 香辛料? あっカレーとか! たしかにあれは香りだけでも食欲をそそりますね。でも、たとえば私みたいにあんまり食べられていない状態のとき、カレーだったら食べられるとなったら、急にそんな刺激の強いものを食べても大丈夫なんでしょうか。
岸江 うーん、まったく食べてなかったらよくないけど、普段健康で、たとえば1日1食とか少しでも食べていたのなら大丈夫。食べたいと思う気持ちが大事だからね。食べ物のエネルギーってすごいので、それこそ2、3日断食した後とかだったら、最初に食べるものはすごく気にしないといけないけど。
矢田 よくわかりました。食べたくなくても食べなくちゃいけないと思い込んでいたので、無理に食べなくていい、そう言ってもらえてホッとしました。無理せず過ごしていこうと思います。