こんにちは。プロモーションセクションの上ヶ谷です。
先日、代表中川といっしょにおもしろいイベントに参加してきました。
何がおもしろかったって、同じ素材でも、プロフェッショナルの方たちの独特の観点による工夫でいろんな形に変貌すること。
え、まさか、アレがこうなるなんて!と、驚かされっぱなしの1日でした。
なかでも驚いたのはネオベジタリアン料理家エリコ先生の創作料理。
エリコ先生といえば、お会いしたことがある方はわかると思いますが、まるで南国の太陽のようにエネルギッシュで、超おちゃめな方。
ご自身が発する眩しいほどのエネルギーをそのままプレートに載せちゃった!
みたいな(笑)、野菜の自然な彩りを使ったカラフルなお料理が魅力です。
イベント前にごあいさつに行ったらお料理の準備をされていて、毎度のことながらその美しさに惚れ惚れと見とれていたのですが、
「これなあ、昨日の夜思いついてん!笑」
とおっしゃるではないですか。これにはびっくりしました。
昨夜思いついたものを、一晩でここまで形にできるなんてさすがすぎます。
さて、ここでクイズです。
これ、何から作られていると思います?
ババン!!!答えはこちら~!!
↓↓
美濃与の大豆出汁
え・・・??
ってなりますよね。笑
さきほどのカワイイスイーツは
・ズッキーニブラウニーのカカオフムス添え
・ラズベリーと大豆のシャービック
どちらも、こちらのお品から大豆出汁をとったあとの出し殻を使ったレシピです。
いやあ、すごすぎる!
もちろんお味はめっちゃくちゃおいしかった&不思議なことに、大豆の味がどこにもなかったです。
エリコ先生がおっしゃるには、この出し殻、めちゃくちゃすごいらしく、「よい意味で、元の素材らしさがなくなってて便利」なんだとか。
ベジスイーツに乳代わりによく使われるカシューナッツの代用品としても非常に便利ということで、エリコ先生は美濃与さんに
「大豆出し殻ペーストを製品化してください!」
と強く熱望しておられました。笑
スイーツでたんぱく質もたくさん摂れるなんてすばらしいですよね~
こちらは、イベントで頂いた精進料理矢尾治さんのお弁当。
こちらにも大豆出汁と出し殻が使われていて、ものすごくやさしいお味で、心身ともに緩む感覚がありました。
大豆出汁は、古くから精進料理でも重宝されてきたそうですよ。
お出汁といえば、カツオや椎茸、昆布などいろんなものから作られますが、
今般、海洋資源の将来が不安視される中、カツオや昆布に代わる新たな選択肢として日本の伝統的な知恵のひとつである「大豆だし」が注目されつつあります。
大豆にはうまみ成分グルタミン酸が含まれていて、大豆だしは、奥深い甘みとまろやかな旨みが特徴的。
もちろんこれだけでもおいしいのですが、ほかのお出汁と掛け合わせると、これまた複雑に旨みが絡み合って
もう、たまらないおいしさに!
でも、ほかのお出汁と掛け合わせるなんて難しそう……
そんな方にはこちら↓↓
美濃与さんと、だしソムリエの河口晶さんが共同開発した、煎り大豆にシイタケと昆布を組み合わせただしパックです。
お湯に一晩つけるだけでだしがとれて便利なうえに、取った後の出し殻もまるごとおいしくいただけて、まさに一物全体。
今回のイベントに参加して感じたのは、
大豆ってものすごい可能性を秘めているな、ということでした。
大豆からお出汁をとるなんて今までやったこともなかったし、その出し殻がまさかスイーツになるなんて思いもしませんでした。
でも、普通の大豆からはこんなにおいしいお出汁はとれません。
美濃与さんが京都・伏見に構える大豆加工専門工場「大豆焙煎所」で、焙煎士の方がお出汁にびったりの焙煎加減に仕上げているのです。
この「ぴったりの焙煎加減」を見つけるのにも、大変なご苦労があったそう。
美濃与さんの熱意には本当にいつも頭が下がります。
ぜひ一度、ご賞味ください。