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腸活に!簡単、活きている漬物づくり

投稿日: 2019年5月12日 更新日:

 

プレマシャンティ開発チーム 兼
陰陽ライフ株式会社:花井良平です。

一汁一菜に必要な、活きている漬物が家庭で簡単に作れる
「玄米三五八漬けの素」をご紹介します。

オーサワジャパンで働き始めた昭和54年、
自然食品がブームになり始め、全国の自然食品店からも
注文が増えてきた頃ですが、当時、オーサワでは
漬物と言えば要冷蔵で活きているのが当たり前でした。

活きている漬物は、沢庵にしろモロミ漬けにしろ、
冷蔵していてもじわじわと発酵して袋が膨らみます。

袋がパンパンに膨らんでも、
オーサワの売店では当たり前のことで、
むしろ活きている証!と
お客様にも喜んでいただけるのですが、
自然食品店にお送りして膨らむと、
不良品扱いにされることが多いのです。

市販の漬物はとっくのとうに添加物まみれで
酵素も有用菌も、死んだ商品が当たり前になっていて、
膨張するような商品は良品とみなされません。

活きているから膨らむのは当たり前。
でも商品としては不適格!

商品開発担当として、
泣く泣く加熱殺菌することを選びましたが、
いつか必ず活きている漬物を復活させるんだ!
と決意した時でもありました。

漬物は発酵食品ですから、味噌や醤油と同じく、
加熱殺菌したら酵素も、有用菌もいなくなってしまいます。

味噌や醤油は
加熱調理することが多いのでまだしも、
漬物はナマで食べるわけですから、
加熱殺菌したら歯応えがなくなるし、
健康効果も期待できません。

見た目は漬物でも酵素も有用菌もいない
「漬物もどき」になってしまうのです。

そんなことをずーっと考えながらも
活きている漬物復活の夢は実現しないまま月日が経ち、
オーサワジャパンから日本CI協会へ、
そして海の精に転職してからのある日のこと。

食品の展示会で福井の「マルカワみそ」さんが出展されていて、
味噌の展示の中に「三五八漬けの素」なるものを発見。

三五八漬けなんてほとんど知らないのに、
赤い糸で結ばれているかのように
スーッと出会うことができたのです。

塩と米麹と蒸しご飯を3:5:8の割合で混ぜて作るから
「三五八(さごはち)漬け」と言い、
山形や会津地方に伝わる、伝統的な漬け床です。

購入して試してみると、
初めて経験する味でとっても美味しく、
身体が喜んでいるのがわかりました。

さっそく塩を「海の精あらしお」に替えて
海の精ブランドとして発売。

その後、独立して陰陽ライフを立ち上げる際、
海の精の社長に仁義を切って
陰陽ライフブランドでも発売することにしました。

ただ、まったく同じものでは申し訳ないので、
マルカワさんにお願いして、
塩を「海の晶(海の精 ほししお)」に
替えていただきました。

「海の晶」は昭和46年に塩田が全廃されて
日本の海水から塩を作ってはいけない、
という法律になった時に、海の精株式会社の前身の
「食用塩調査会」が伊豆大島で作った
日本初の完全天日塩で、日本の自然塩運動の象徴的な塩なのです。

三五八漬けのいいところは、
糠漬けのように混ぜなくてもいいこと。

冷蔵庫に入れっぱなしにして、
食べたい時だけ野菜を漬ければいいのです。
だから、糠漬けで挫折した方にもおすすめ。

あとは糠漬けと比べても整腸作用が高いこと。(←個人差があります)
私の場合、ちょっと多めに食べると
翌朝ビックリするほどです。

酵素や有用菌が活きている漬物ってすごいなー、と
体感できること間違いなし!

野菜から水分が出て水っぽくなったら
スプーン等で上澄みをすくいますが、
この水は野菜のエキスが出て塩麹より美味しいので、
料理やドレッシング等にお使いいただけます。

漬物の塩気が物足りなくなったら塩を適宜補充し、
床が少なくなったら「三五八漬けの素」を補充します。

この「素」を補充することにより発酵が続きます。

前回ご紹介した、
「陰陽あわせ味噌」「手づくり醤油の素」と同じく
マルカワみそさんならではの蔵付き麹菌を使っているので、
味に深みがあり、生命力も強く、花井家の三五八床は
丸4年経っていますが、菌がどんどん強くなっているようで、
冷蔵庫の中でも元気よくブクブク発酵しています。

糠漬けのような臭いもなく、毎日かき混ぜる手間もありません。
夏にはキュウリ・ナス、冬にはカブ・ダイコンなどが美味しく漬かり
魚や肉なども漬けられます。

水を入れて4、5日捨て漬けするだけで、本漬けができます。
ぜひ、活きている漬物で、
美味しくて健康的な食生活をお楽しみください。

次回は数年前に大ブームとなった
万能調味料&漬け床の「塩麹」が簡単に作れる
「有機玄米&白米 塩麹の素」をご紹介します。

◎ 陰陽ライフの「三五八漬けの素」
→ www.binchoutan.com/inyolife/index.html#F00167

この記事を書いた人

陰陽ライフ代表取締役
花井良平 (はないりょうへい)

愛知県豊橋市生まれ。
学生時代からマクロビオティックを始め、
オーサワジャパンにて27年間勤務し、同社社長を歴任。
その後、海の精企画部長。現在陰陽ライフ代表取締役。

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混ぜないぬか漬け。簡単おいしい漬け物を毎日の食卓に。

三五八漬けとは、もともと東北の方で食べられていた麹で漬けた漬け物のこと。塩と麹と蒸し米が、三:五:八の割合で混ぜられています。『玄米三五八漬けの素』は、国産天日塩“海の晶”と国産有機玄米を使ったこだわりの逸品です。

玄米三五八漬けの素を見てみる>>

腸活に!簡単、活きている漬物づくり

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執筆者紹介

中川信男

中川信男 (なかがわ のぶお)

京都市生まれ。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。3人の介護、5人の子育てを通じ、東西の自然療法に親しむ。 ただし、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。
1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社 代表取締役。
2018、2019、2020年イタリアジェラート協会開催の世界大会で3年連続入賞。
宅地建物取引士、電気工事士(2種)、健康不動産株式会社 代表取締役、電磁波環境測定対策士組合長。
趣味はマリンスポーツ。脳内は基本、海か湖のことを考えている。

久野真希子

久野真希子 (くの まきこ)

2010年入社。海外事業担当。「フォーリア」や「コトー・ナンテ」などさまざまな輸入品の取り扱いにはじまり、海外での事業展開を進めています。

岸江治次

岸江治次 (きしえ はるつぐ)

20代に桜沢思想に出会いマクロビオティックを始め、新卒でムソー株式会社入社、及び、正食協会にて30年間勤務。現在プレマ株式会社執行役員

横山奈保

横山奈保 (よこやま なほ)

プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

花井良平

花井良平 (はないりょうへい)

学生時代からマクロビオティックを始め、オーサワジャパンにて27年間勤務し、同社社長を歴任。その後、海の精企画部長。現在陰陽ライフ代表取締役

山口勝弘

山口勝弘 (やまぐちかつひろ)

1955年 大阪市生まれ。 アルファウェーブ開発者。

山崎美穂

山崎美穂 (やまさき みほ)

「仕事と家庭を両立しながら頑張っています!」プレマ株式会社プロモーションセクション プロモーター

上ヶ谷友理

上ヶ谷友理 (うえがたに ゆり)

娘たちは2人とも生まれつき卵・牛乳アレルギー&アトピーで、小さいころは食べるものや日々の生活に四苦八苦していました。これからは自分自身の健康も意識しながら、前向きに笑顔で過ごしていきたいです!

寺嶋康浩

寺嶋康浩 (てらしま やすひろ)

電磁波環境測定士協会理事長。電磁波対策だけしかしない第二種電気工事士。関西大学工学部卒。
広告制作や宣伝に携わる傍、身体、心、食事、運動4つの面から健康をサポートする
ポラリティセラピーやクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)を学ぶ。2011年、父の死を機にボディワーカーに転身。全国で述べ1,000人以上の身体と向き合いセルフケアを提供している。趣味は山登り、古武術、ダンス。

坂井歩

坂井歩 (さかい あゆみ)

ひとたびハマると、どっぷり浸かってしまう根っからのオタク気質。恐竜、日本史、きのこ、首都、絵本、百人一首……子どもの成長にともない、その無駄な知識をひけらかしては喜ぶ毎日。

西村初美

西村初美 (にしむらはつみ)

京都生まれの京都育ち。2013年よりプレマ勤務。普段はおっとり型なのに、考えるより先に見切り発車で行動してしまい後から困ることも多々。犬と中学生との二人と一匹暮らし。

中川愛

中川愛 (なかがわあい)

1996年、インド生まれ。帰国後は男の子と外を駆け回る活発な幼少期を過ごす。小学4年から中学までをかつやま子どもの村小中学校で、高校はきのくに国際高等専修学校で充実した学校生活を送る。立命館大学を卒業後、母校のかつやま子どもの村小中学校で教員を務め、2022年プレマ株式会社に入社。

望月索

望月索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。

内田光香

内田光香 (うちだ みか)

編集職を経て、2021年入社。生まれた時から数多くの土地で暮らし、各国を旅した経験から、そこだけの「人・もの・文化」の魅力を伝えるのがライフワーク。
おいしいヴィーガン料理を愛する食いしん坊。野菜ぎらいな小学生の娘と二人暮らし。

十二村英里

十二村英里 (じゅうにむらえり)

プレマルシェ・スタジオ中目黒でイベント運営や展示販売などを担当。2021年に待望の第一子を妊娠し、翌年に無事出産。新米ママとして育児と仕事に奮闘する日々。

鈴木 啓子

鈴木 啓子 (すずき けいこ)

現代の忙しい女性たちに、米ぬかと大豆の自社製品を使った簡単で美味しいレシピや食材をまるごと食べる一物全体の大切さをイベントや講座で伝えています。

松本春菜

松本春菜 (まつもとはるな)

ジェンダーフリーの長男と、ラガーマンの次男を育てる2児のシングルマザー。子どもたちも大きくなり、子育てに余裕が出てきたのでいろいろなことに興味津々。

堂尻友子

堂尻友子 (どうじり ゆうこ)

自然への畏敬の念と自然食品への関心を深める。システム管理会社勤務を経て、現在2児の母。プレマシャンティのデータ&家電担当。

城島淳子

城島淳子 (じょうじま じゅんこ)

自然療法や波動医学を実践。解熱剤や抗生剤等を使わず3人の息子を育てている。九州在住でご当地商品の開発担当。

峰村東子

峰村東子 (みねむら はるこ)

発酵などの実験・体験が好きなみそソムリエ。家にある発酵中の瓶は数知れず。 まれに個人で調味料作りのワークショップ開催。週末は卓球に勤しむ2児の母。プレマ株式会社 東京在住スタッフ。