暇があるときに、ゲームの『ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム』をやっています。別にゲームマニアというわけではなく、『ゼルダの伝説』はファミコンのころからやっているので、新作が出るとついつい買ってしまいます。最近のゲームにあるような、有料のガチャなどでゲームが終了するまでにいくらかかるかわからないということはないので、安心して遊べます。
今回のゲームの主人公リンクがもつ能力のひとつに「スクラビルド」というものがあります。この能力は、例えば剣と宝石など「異なるもの」を組み合わせると新たなものに変わるのです。この考え方がとても波動的で面白いと感じています。
波動の性質についての基本的な理解は、「共鳴」と「打ち消し」でしょう。これは似た波動同士が互いに強め合う一方で、波動がずれているもの同士は打ち消し合うという考え方です。みなさんも耳にしたことはあるのではないでしょうか。確かにこの考え方だけでもいろいろと応用ができます。しばしば語られる「引き寄せの法則」は、波動の共鳴だと説明されていることも多いですし、人生のなかで自分が出す波動に合った人との付き合いがあるというのもうなずけます。また、自然療法の「ホメオパシー」では、症状を引き起こす波動と似た波動を利用すると、症状を引き起こす波動を打ち消す働きがあることは知られています。
しかし、これだけでは説明しきれない波動の性質もあります。例えば、昨年マインド・クラフトでは、「hadou変換器」というものを発表しました。この製品は、二重らせんコイルに太陽電池の電流を流し、LEDを光らせてみたものです。この状態から出ている波動をより強力にするにはどうすればいいかということで底面に銅板を貼りました。
出ている波動がなんであるかは、この時点でははっきりしませんでした。しかし、ちょっと変わっていたのです。クライアントから持ち込まれる悩みを解決する過程で、「あの波動が変化をもたらすのではないか?」と思い試した結果、波動の変換機能が見出されたのです。
このようにして、人にとって良くないエネルギーが、良い方向に変換されることが「発見」されました。特定のエネルギーを変化させるというものは数多くありますが、波動に応じて変化させるものは珍しいのです。
波動とはたまたまなにかで出ているものをそのまま利用するしか方法がないわけではないのです。冒頭の『ゼルダの伝説』のスクラビルドのように違う性質のものにすることも可能なのです。
ホメオパシーやパワーストーンなどを使っている治療家のなかには、しばしば「知られている効能以外に効くことがある」といいます。たいていクライアントの波動が変化していく様子を観察することで、そのようにいいます。
難しい点は、観察できると自覚する人が少ないため、エネルギーの変化についてはなかなか認識も議論も進まないことです。実は気の流れやエネルギーの変化を感じる人は多いのです。統計を取ったわけではないのですが、30%から40%の人がエネルギーの変化について感受性をもっています。残念なことにエネルギーの存在は、日本社会では否定されていますし、体調や感情によって感受性は変化します。そのため、自分で感受性を抑えている人が多いのです。日本人は自分がもっている能力を過小評価しがちです。例えば「英語を話せるか?」と聞かれると、学生時代に英語で痛めつけられた経験から「できない」と即答する人は多いと思います。しかし、アメリカ人は「おはよう」「ありがとう」「すみませーん」が話せたら、もう「俺は日本語が話せる」と自信満々です。傲慢になる必要はありませんが、自分の能力を大事にし、活用するべきだと私は思います。