この6月に開催されたワールドカップでは、普段サッカーを観る機会のない私も、この時ばかりはと日本代表チームの応援をしていました!
そんな日本代表のユニフォームのエンブレムに描かれているのは八咫烏ですが、実は八咫烏は下鴨神社の祭神の一人、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の化身と言われています。
下鴨神社と呼ばれ京都市民に親しまれている賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は葵祭や世界遺産で有名ですが、この神社を語るのに欠かせないのが、参道脇に広がる糺の森(ただすのもり)です。境内内に広がる古代からの原生林は、時に清々しく、時に神秘的で、季節や時間帯によっていろいろな顔を見せてくれます。
ちょうど雨上がりの夕暮れ時、夕涼みもかねて糺の森に足を運ぶと、薄暗くなってきた原生林の木々の陰から森の精霊が出てきそうな不思議な雰囲気でした。
神社近くの出町柳付近は、大文字がよく見えるスポットとしても有名ですので、五山の送り火を観に来られた方は、ぜひ下鴨神社にも足を運んでみてはいかがでしょうか。