みなさんは百万遍にある知恩寺で毎月15日に開催されている手づくり市をご存知でしょうか?
知恩寺の手づくり市は、約20年前「個人が作った作品を発表する場を」と、京都市在住の臼井さんと榎本さんが企画し始まった市です。当初は数軒だった出展数も今では出展者が抽選で決められるほどで、毎回数百軒以上となっています。
境内では作り手の想いが込められた、天然石を使ったアクセサリーやお財布、またニットで作ったぬいぐるみ、草木染の衣類、パンやクッキーなどの自慢の品々が販売されています。作った本人が売っているだけあって語る口調は熱く、それを聞くお客さんも思わずワクワク。時間を忘れて一店一店じっくり見ずにはいられません。
スーパーでの買い物が日常になり、店主と話しながら買うことが少なくなった近年、手づくり市での会話をしながらの買い物はどこか懐かしく、モノを通しての温かな交流が心地よく、一度行くと病みつきになる楽しさがあります。
京都を訪れる際に日程が合うようであれば、いつもと違った京都観光として手づくり市を覗いてみてはいかがでしょうか。