いろいろな健康や美容系のお店で見かける不思議なボトルに入ったサプリメント「ピュアシナジー」を販売する株式会社シナジーカンパニージャパンの代表である大瀧純子さんに、日本版の開発秘話など伺いました。
シナジーカンパニージャパンは、前任の若松が創業しました。家族の病気を機に「大切な人に飲ませられるサプリメントを作りたい」とオーガニックの原料を探していて、この商品に出会いました。
開発者でありアメリカのシナジーカンパニーを創業したミッチェル・メイの考え方や商品の素晴らしさに感動し、彼の元を何度も訪れているうちに、日本で販売してみないかと声をかけられたのです。
そのころ私は入社したのですが、商品はすぐには届きませんでした。ミッチェルのなかに日本人の体質や食生活を考慮して日本人に合う製品を作ろうという考えが強くあったのと、日本の薬機法のこともあり時間を要しました。
いわゆる漢方関連の植物は医薬品扱いになるものが多く、それらを除きつつ、その働きを補う新たな原材料を選んだり配合を変えたり。それでいてアメリカ版と同じような体感、働き、味を作るには試行錯誤が必要でした。
52種類の植物を混ぜても飲みやすく続けやすい味にするには非常に高度な技術が要ります。ミッチェルが2年間つぎ込んで開発をしてくれたのが、日本版のピュアシナジーです。植物だけでは摂りにくいビタミンB12も摂取できるのでベジタリアンの方にもお勧めしています。
漢方関連の植物の代わりにスプラウトや海藻、きのこなどが多めに入っています。発芽したばかりのスプラウトには大きく育つための栄養が詰まっています。そこには弊社が大事にしている「生命のエネルギー」が凝縮されているので、それを摂っていただきたいのです。
また、できるだけ植物を収穫してすぐの状態に近い状態を保ったまま身体に届くように作っています。原料が52種類あるから豊富というだけではなく、使用する部位や加工方法についても一つひとつ語り始めるときりがないほどのこだわりがあります。
畑や工場の電力の供給は、すべて風力発電で賄っている。
収穫したての植物をいただく感覚
ミッチェルはラボで研究しているだけではなく世界中からいろいろな情報を収集し、常にアップデートして商品を作り続けています。科学的な情報の裏づけを取ったうえで、ユニークなのが最終的にそのブレンドを決めるのは原材料の「色」なんです。その調和を感じられるかどうかがポイントです。それぞれの色が美しいだけでなく、全体として良いハーモニーを生み出していると感じられると、実際にブレンドしても味、成分、働きなど良い結果が得られます。
最適な加工をしないと植物はすべて茶色くなってしまうので、鮮やかな色に保つための加工方法も研究しています。原材料によって加工方法は変えますが、一番多く使うのはフレッシュフリーズドライ。瞬間的に急速に冷凍しパウダー化して成分を閉じ込めます。熱をかけないため酵素、成分、栄養素を壊さずに閉じ込めることができるのです。
個人的には、その人が持つ可能性を開いてくれる商品と感じています。私自身の体験からお話しすると、違う商品を扱っていたら本を書かせていただくようなことも、今のような役割をすることもなかったでしょう。
以前は、今よりも不安定で気持ちも揺れやすいタイプでした。毎朝飲んで、すごく前向きな気持ちになり自分を信じられるのです。それが植物の力なのではないかと思っています。
本来は毎日、新鮮な野菜を多種類食べるのが一番ですが、忙しいとつい加工したものも食べますよね。せめてこの商品で自然の力を感じてもらいたいです。
自然と触れ合うと、人はやさしくなったり落ち着いたり、気持ちよくなりますよね。それが身体の中で起こるイメージに近いのではないでしょうか? がんばっている人を支える商品であり続けたいです。