春はそこまでやってきていますが、まだまだ冷え込む京都です。背には、ご存知サンラメラ。足はコタツにIN。お陰様でぬくぬく過ごせ温かい食事にも恵まれています。大学生の長男はPC作業中。寝室では3歳の次男が寝息を立てています。
以下、深夜まで付き合ってくれてる夫にぶつけたお話。5年前まで屋根と暖房のある暮らしを当たり前と思ってた私にとって、感謝と背中合わせの『覚悟』が必要な世界となりました。その覚悟とは思考停止せず自分のできることを続けること。
高校時代からエネルギー問題に関心があり、脱原発法制定のための署名活動や機関紙への投稿と動いていたものの、どこかで『日本は大丈夫やろうけどな』とタカをくくっていたのです。当時の私は活動することで安心し思考放棄していたのです。約30年経ち料理家として地に足をつけ物事の本質を観て『現代の食』に携わることが好いエネルギー循環に加担できるのだと信じています。
お料理教室を運営していると様々な価値観や立場の方とご縁をいただけます。『原発は必要。電気使って反対するなんて』『原発は要らない。今までありがとうそしてサヨナラ』。『厚生労働省の放射性セシウムの基準値で安全でしょ?』『いや危険だ』。二極化が伺えます。私個人は核は全廃すべきと中庸の立場を取ってません。しかしお料理を『緩衝材』とすれば、拳をあげず理想に進めるのではないか?偏りがちな思考も中庸からなら新しい答えが見つかるのではないか? 大多数が二極化・対立でなくなれば『中庸』が飽和状態になり世界は一晩で変わるのかも知れません。
そのチャンスが今、世の私たちに開かれてるのではないでしょうか!
話が分不相応に大きくなりました。夫相手に熱く語るとボロが露呈され必ずダメ出しを喰らうのが常。「エリコさん、原発や核て演説する前に、サンラメラのスイッチ消し忘れてるよ。寝るんでしょ? え?!新しいブレンダーが欲しいって? 製粉機も? DVDも切らなきゃ! 待機電力もオフだよぉ」常に地に足のついた夫に、この春こそ愛想つかされそうな予感がしています。
ベジタリアン料理家erico先生がプレマの商品を使ったレシピを紹介します
春キャベツと豆のトマトクリームパスタ
「我が家のクリームスープのもと」はスープやグラタンを時短で作れるフレーク状の調味料。使いたい分だけスプーンで計量して調理できるので、少人数のパスタソース作りに大変重宝なのです。我が家の3歳児はトマトソースの酸味が苦手ですが、クリームスープのもとをちゃちゃっと混ぜるだけで大好きな味の完成。助かっています。今月は大人も美味しいパンチの効いたレシピをご紹介します。
材料(2人分)
- 7分搗きカムット小麦のスパゲティ・・・200g
- 自然塩・・・0.5%塩分濃度になる量
- 春キャベツ(手でちぎっておく)・・・2枚分
- スナップエンドウやグリーンピース・・・ひとつかみ(約100g)
- ココナッツオイル・・・大さじ1~2
- にんにく(みじん切り)・・・2片分
- 玉ねぎ(薄切り)・・・1/4個分
作り方(調理時間30分)
※具材は季節に合わせてアレンジしてくださいね。
- ココナッツオイルとにんにくをプライパンでじっくり炒め、玉ねぎを加えて半透明になるまで炒める。
- 白ワインを加え、煮切ったら無調整豆乳と我が家のクリームスープのもととトマトペーストを加え混ぜる。
- スパゲティを0.5%塩分濃度で5分間茹で、春キャベツとスナップエンドウも加え、更に1分半スパゲティと一緒に茹で上げる。
- (2)に(3)を加熱しながら和え、ブラックペッパーと精進白だしで仕上げる。
レシピ採用アイテム
とうもろこし、玉ねぎ、人参、セロリに昆布を加え、白ワインとミネラルの残った粗製糖、醤油で味付け。乳の代わりに大豆粉、小麦粉の代わりに化学肥料や化学合成された薬剤を一切使わず栽培した米粉を使用。化学調味料や合成保存料不使用。うまみ調味料も一切使用していません。植物性素材だけで仕上げたクリームスープのもとです。