新型コロナの騒動が収まってしばらく経ちますが、日本人は本当に熱しやすく冷めやすいと感じます。緊急事態宣言が出されるほどに騒がれ、社会生活が大きく混乱したにもかかわらず、今ではもうなかったことのように、次の話題であるお米の問題に振り回されています。先の大戦も、東日本大震災や福島事故についても、実際どうだったのかの検証がなされていません。せめてワクチンの効果や安全性について、実際はどうだったのか検証がされないと、次回の感染症対策に科学的に活かせないのではないでしょうか。

新型コロナが登場した当初は、得体の知れない病原菌として、ある医者が「40万人死ぬ」と発言したことが報道され、国民は恐れをなしました。結果的には、ほぼこれまでのインフルエンザや風邪と大差なかったという事実から、予防対策としてなにが本当に良かったのか、悪かったのかを検証すべきでしょう。

対策会議の代表を務めた医師が「ワクチンに予防効果はなかった」と発言したことは驚きです。特に若い人や子どもには接種する必要がなかったということは、今後の教訓として受け止められるべきです。

私の子どものころは、山に行くと、アケビやザクロ、ヘビイチゴや山菜など、自然に豊富に食べられるものがありました。環境破壊が進んだ現実もまた、反省や総括がないままに事を進めてきた結果でしょう。

ザクロの持つ驚異の効果
エラグ酸が判明

ザクロといえば、これまでは女性ホルモン作用があり、女性にとって有効なフルーツとして知られていました。しかし、食物や植物の研究が進むことによって、ポリフェノールやさまざまな有効成分があることや、その健康効果がわかってきました。近年、たびたびザクロやザクロジュースがブームとして話題に上がってきましたが、直近のザクロブームは、ザクロが持つ特有の成分であるエラグ酸が免疫力を高め、あらゆる不調に良い効果が期待できるというエビデンスが登場したことがきっかけでした。これが医師によって公表され、マスコミを通して報道されたことから、爆発的なザクロブームとなりました。一時は商品が市場から消え、果実のザクロを含め、あらゆるザクロ製品が手に入らなくなりました。今や、健康に良いとの名目で各社がこぞってザクロ入りの製品を開発する始末です。

弊社が自信を持っておすすめしているザクロジュースは、そもそもブームとは無縁です。25年の歳月をかけてたどり着いた、最高峰のザクロはジョージアにありました。ジョージアはヨーロッパとアジアの境目に位置する国で、ワイン発祥の地として有名なところです。原材料はザクロ１００％。オーガニックで栽培されたザクロをそのまま搾っただけのストレート果汁です。しかも、搾る際に余分な熱がかからないコールドプレス。これにより、他のザクロジュースにはない、甘みと旨味が残っていることが大きな特徴です。加水もせず（一般のザクロジュースは濃縮還元）、味がおいしいだけでなく、搾ったままの状態なので、ザクロ果実を食するのと同様です。エラグ酸がたっぷりと含まれ、他の栄養成分も破壊されず、風味も残ります。そのまま冷やして飲んでもおいしくいただけますが、搾ったままの濃厚なジュースなので、水や氷で割ったり、他のジュースで割ったり、なかでも炭酸で割るとおいしいです。素材の持つ自然で強烈な味わいが堪能できます。