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ヒーリングフードLIFE

食を通じて自己実現をサポート

株式会社プレマ代表取締役/一般社団法人日本ヒーリングフード協会代表理事/米国代替医療協会認定ホリスティック・ヘルスコーチ

飯野 晃子 (いいの あきこ)

群馬県前橋市にあるプレマ・オーガニック・ファームにて有機栽培した野菜を全国に出荷。オーガニックや健康食の実践と推進をするコミュニティ運営や人材育成もおこなう。2児の母。
プレマ・オーガニック・グループ https://www.premafoods.com/
一社)日本ヒーリングフード協会 https://healingfoods.jp/
飯野晃子インスタグラム @ organic_aco

自然のリズムで心身を整える「暦」のある暮らし

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私たちは便利さやスピードを求める日々のなかで、自分のペースを見失いがちです。気づけば季節の移ろいを感じる余裕もなく、心も体も「今どんな状態なのか」がわからなくなってしまうことも。そんな私たちに、暮らしのヒントを与えてくれるのが「暦」です。本来の暦は、太陽や月の動き、季節の変化を読み取りながら、自然とともに生きるための知恵として使われてきました。農作業、祭りや行事、食べるもの、心身を休める時期など、昔の人々は暦を通して自然のリズムを感じ取り、暮らしを整えていたのです。

ヒーリングフードでは、心身を癒し元気にする食養生を提唱していますが、健康維持には自然のリズムとの調和が欠かせないため、講座の「オーガニックライフ」という科目でも、「暦」を取り上げています。二十四節気、旧暦、土用、吉日、月の満ち欠けなど、ちょっと難しそうに思えますが、実はとても便利なツールなのです。

二十四節気は「季節の気配」を感じるためのレンズ

1年を24の節目で捉える二十四節気は、季節の「気配」を細やかに感じるための美しい知恵です。「立春」は暦のうえで春の始まりですが、実際にはまだ寒さが残る時期。それでも空気にほんのりとした緩みが生まれ、光の質が変わり始めます。「啓蟄」には土のなかの生命が動き出し、「清明」には草木が光をまとい、「小満」には万物が満ちていく気配が漂います。夏には「夏至」で太陽の力が最高潮に達し、「小暑」「大暑」とともに体の熱がこもりやすくなる時期へ。秋には「立秋」でふっと風が変わり、「白露」には朝露が降りて空気が澄み、「秋分」には昼と夜の長さが同じになり、心が落ち着きます。こうした細やかな節目を意識すると、まるで絵巻物のように連続するストーリーとして四季を感じられます。忙しい毎日のなかでも、二十四節気をひとつの「自然のカレンダー」として眺めるだけで、心が整い、自分のペースを取り戻しやすくなります。

月の満ち欠け、土用、吉日をきっかけに暮らしをデザインする

旧暦の世界も、私たちの感覚をやさしく整えてくれます。新月を1日、満月を15日とする太陰太陽暦は、月の満ち欠けを基準にした時間の流れ。満ちては欠け、また新しく満ちていく。この循環は、私たちの心や体のリズムにもよく似ています。がんばる時期、満ちる時期、手放す時期、休む時期。月を見ながら自分の状態を見つめると無理のないペースを自然に掴めます。さらに、季節の変わり目に訪れる「土用」は、まさに「整える期間」。消化にやさしい食事や暮らしの見直しで、次の季節を心地よく軽やかに迎える準備期間です。不要なものをためがちな現代こそ、定期的なデトックスが必要です。1年に4回の土用期間、ヒーリングフードでは「土用デトックス」として食と暮らしのデトックスを推奨しています。暦のなかには「行動のきっかけ」を与える吉日もあります。一粒万倍日や甲子など、縁起の良い日は、なにかを始めたり感謝を伝えたりするのに最適です。暦を「幸運を待つ日」ではなく「動く日」として使うことで、日々の選択や行動が前向きに変わっていきます。自然のリズムに寄り添う暮らしは、あくまで自分のペースで楽しく心身を整える工夫をするだけで、簡単に習慣化できます。旬の食材をいただく、月の満ち欠けを意識する、季節の気配を感じる、吉日に小さな一歩を踏み出す。そんな積み重ねが心と体を整え、人生を豊かにデザインしていくことにつながります。そんな「オーガニックな時間感覚」を、ぜひ日々のなかに取り入れてみてください。日本ヒーリングフード協会のSNSでは、二十四節気の暮らし方や季節の食材について発信していますので、参考にしてみてくださいね。

 

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