放射能汚染の問題をはじめ私たちを取り巻く問題様々が、私たちの今までの経験でどうにもならないように感じ、どうする事が一番いいのかを考える機会が多くなってきています。何をする事が一番いい事なのかは誰もがまだわからない事だけど人の意識はそれを超える物を創り出せると信じたいとそう思います。

　そして、命の根源になる食べ物の大切さを感じながらお料理を作る事がもっと大切になるという思いが強くなってきています。
　先日、クラスの皆様とこんな体感をしました。簡単な瞑想をした後に玄米ご飯を炊きました。自分のハートをオープンにするために、自分をしっかりと抱きしめながら呼吸を整えます。そしてこの地球に生まれて来たたったひとりの自分にありがとうを伝えていきます。ぎゅっと自分を抱きしめて。その気持ちを味わったあとに皆様に玄米を洗っていただきました。参加していただいた15名の方、一人一人に「愛してます。」とその言葉を口にしながら玄米を洗っていただきました。一人一人が優しくなっているから、きっと美味しくなるはず…とそう思いながら試みた実験ですが炊きあがってビックリです。
　土鍋の蓋をあけたら玄米がいつも以上にふっくらと、そして色白に炊きあがっていました。お母さんに包まれていその記憶を思い出すような香りが部屋中に広がっています。一口食べたら誰もが笑顔になりそして、涙が溢れて来る人もいました。それはどんな理由なのかわかりませんが、そこに流れた空気は誰もが愛に包まれてそして優しい気持ちです。
　きっと、それが真実だと私はいつも思うのです。科学的な根拠など私にはわからないけど、優しい気持ちで作ったお料理を食べて頂くと、みなさん優しい笑顔になる。栄養素よりもカロリーよりも人の気持ちを優しくするそんなエッセンスがお料理を作る時の気持ちなのです。
　お料理はエネルギーワーク。自然の恵みと私たちが調和を体感する事が出来ること。お鍋の中で穀物も野菜もそして人もみんな自然界の魔法にかかって一人ではなくひとつであるということを体感できる素敵なメソッドです。今日巡り会ったその食材を愛おしく思う時間や、自分を含め食べる人に優しい気持ちをこめて作るお料理はキラキラと輝いて美味しいお料理になります。
　難しい事はわからないけど、お料理は大変な事から幸せな事って意識を変えるだけできっと家庭の中に優しい気持ちが増える気がします。そしてそんな時間が増えたらきっと未来は大きな幸せに包まれているとそう思うのです。つながっていると思うのです。
　体感こそが真実。それが宇宙からの愛を感じ取る方法だと思います。たくさんの人が宇宙の摂理を体感し、幸せに包まれたお料理を作る時間を体感出来る事をココロから願っています。そして今日もそんな事を思いながらお料理を作っています。

.｡ﾟ+..｡ﾟ+.☆　今月のMie’sRecipe　☆.｡ﾟ+..｡ﾟ+

ブラウンライスバーグ 楽しく玄米を食べる事が出来るレシピです。 おもてなしに。がっちり食べたい時にも。 材料　2～4人分 玄米ご飯………1カップ ソイミートミンチ……50g 玉ねぎ………1/3カップ 人参…………1/3カップ マッシュルーム……2個 パセリ…………大さじ2 ヒマワリの種…小さじ1 満月のお塩（天然塩）……適宜 お醤油……小さじ1 パン粉……大さじ2 地粉………大さじ1 菜種油………適宜 作り方 所要時間 準備10分　調理20分　加熱10分 （1）お野菜はみじん切りにします。ベジミンチは熱湯につけて戻します。 （2） すり鉢に玄米ご飯を入れて優しく潰します。 （3） 玉ねぎ、マッシュルーム、人参を炒めます。 （4） （1）に（3）のお野菜とパセリヒマワリの種、ベジミンチを加えてよく混ぜ合わせます。 （5）菜種油、お醤油、お塩を、パン粉、地粉を加えて、手でこねるように混ぜ合わせます。しっかりこねると美味しさが増しますよ。 （6）手に菜種油をつけて（5）をハンバーグの形に丸めます。空気を抜くのがポイント。 （7）よく熱したフライパンに菜種油を入れて（6）を焼きます。両面焼き色がついたら出来上がりです。

中　美恵

中美恵(なか みえ)氏　1997年に、マクロビオティックカウンセラー・中広行氏と出会い、料理法や理論を学び始める。2000年「おいしく、楽しく」をテーマにした「マクロビクッキングスクール」を大阪に開校し、全国に展開。現在は料理に留まらず、マクロビオティックに出会うことで多くの可能性を手に入れた自身の経験を活かし、「年を重ねるごとにキラメキを増す」「今の時代に望まれる素敵な女性」をテーマに、多彩な場面で活躍中。 中美恵公式サイトはこちら>>