一年を通して観光客の多い京都。休日街を歩いていると道を聞かれることもしばしば。京都の町並みが碁盤の目なのは有名ですが、私たちは南北を走る縦の通りと東西を走る横の通りの名前で場所や住所を説明します。だから京都観光では通りの名前が重要といえるわけですが、実はそれよりももっと重要なのが東西南北!これがわかっていないと通りの名前を覚えても、全然違う方向に行ってしまいます。
事実、中学生の頃まだ京都市内の東西南北がわかっていなかった私は、道行く人に「北はどっちですか?」と突然聞かれて困ったことがありました。
じゃあどっちがどっち となるわけですが、
「山に囲まれた京都も南には山がない。
だから『山がない方が南』と覚えておけばええねんよ」
と教わったのはずいぶん大きくなってからのこと。実際は建物で遮られているし、南以外でも山が見えない場所もあるのですが、そんな覚え方もあるんやなぁと妙に関心してしまったことを覚えています。