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オディの農業日記

羽鹿 秀仁 (はじかひでひと)

サラリーマン、経営コンサルタント、青年海外協力隊の隊員として中米のニカラグア、パナマで5年間活動後、ネットワーク『地球村』というNPO団体のスタッフとしてアフガニスタン支援に3年関わり、2006年から三重県名張市赤目で農薬を使わない農業を始める。

【Vol.9】オディの農業日記 第2回

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  サクラの花が散り、ホトトギスの鳴き声が響き、赤目も日に日に暖かくなってきています。
4月に入るとお米作りが本格的にスタートし、このあたりの田んぼは5月15日に給水が始まります。水が来る前に、田んぼを一度耕耘、そして水が来たら今度は代掻きといって水を入れた状態で耕耘して、水平にならしていき、田植えの準備は完了です。
 
    その合間に、ミミズを掘るためにいのししが崩したあぜやら、モグラがあぜにあけた穴やらを補修し、あぜから水が漏らないようにします。今は農業用水の整備が進んである程度水が確保できますが、昔は水が貴重だったため水争いが絶えず、時には死者もでたといいます。その貴重な水を一滴ももらさないように丹念にあぜを作っていきます。
 
   あぜの補修はけっこう面倒な作業で、いのししやモグラに文句の一つも言いたくなるけれど、考えてみれば、いのししやモグラが来るというのも本来の自然の姿なんですね。
 
   4月中旬からは黒米の苗作りがスタート。黒米は他のお米と混じらないように、隔離された田んぼで作っていきます。このため黒米の田植えは普通のお米よりも少し遅く、5月下旬から6月初旬。ビニールハウスを使わず、田んぼに苗代を作って、自然な状態で苗を育てます。

  「お米作りは苗作りが勝負」、良い苗を作ることが出来れば、お米作りは半分成功したとも言われます。去年収穫した籾をまき、鳥よけのネットを張って、毎日、水を管理して、祈るような気持ちで苗の生育を見守って行きます。
 
   苗が育っていく姿はとってもワクワク。 もみから小さな芽が出て、その芽が少しずつ伸びて行きます。毎日の変化はほんの少しですが、1週間もすれば目に見えて大きくなってい12od_09.gifきます。その変化を見ていると私たち人間は、太陽や水や土のおかげで生かしてもらっているんだと実感。自然のやさしさを感じれる大切な時間です。
 
   こんな感覚をたくさんの人、特に子供たちに味わってもらいたいな。皆さんも良かったら赤目にも遊びに来てくださいね。
 
   ご希望の方は、プレマさんまたは直接、E-Mail : hidehajika@nifty.com までぜひご連絡ください。お待ちしています。

命を育む『羽鹿さんの黒米』はこちら >>

- オディの農業日記 - 2008年5月発刊 Vol.9

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