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オディの農業日記

羽鹿 秀仁 (はじかひでひと)

サラリーマン、経営コンサルタント、青年海外協力隊の隊員として中米のニカラグア、パナマで5年間活動後、ネットワーク『地球村』というNPO団体のスタッフとしてアフガニスタン支援に3年関わり、2006年から三重県名張市赤目で農薬を使わない農業を始める。

【Vol.33】オディの農業日記 第26回

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【5年目のお米作りが始まりました】
 桜も散り、本格的に春がやってきました。

 赤目で農業を始めて5度目のお米作りが始まりました。

 たくさんの人に支えていただいて何とか今年もやっていけそうです。本当にありがとうございます。

 今年の米作りは3月30日に黒米のもみの熱消毒からスタート。55度のお湯で20分ほど消毒した後、一日日陰で乾燥させてからバケツに入れて10日ほど水に浸します。その後、苗箱にまいていきます。田んぼに苗箱用の場所を作り、苗箱を置いて水を入れていきます。最後に不織布でカバーをかけて完成です。とはいえこれから1ヵ月半、水の管理や温度管理など、気の抜けない日々が続きます。少し遅れてヒノヒカリの苗作りも始めました。

 ビニールハウスがないので、5月中旬に田植えをする分の苗は農協に注文していますが、少しずつ自分が使う苗は自分で作るようにしています。

 苗作りと平行して田んぼの手入れがスタート。

 田んぼは冬の間に去年の稲藁や稲株を分解するために鶏糞を少しまいてトラクターで荒く耕耘します。4月に入って田んぼに生えてきた雑草を抑えるために第2回目の耕耘、この時期は菜種梅雨の時期で天気が不安定なので雨の合間を縫っての耕耘作業になります。雨の後は3日ぐらいは土がぬかるんで耕耘できないので、日程調整が大変です。

 その合間に、あぜの補修や排水路の整備などを行っていきます。冬の間にモグラが空けた穴を埋め、イノシシに崩されたあぜに土を盛っていきます。結構な重労働ですが、ここで手を抜くと田んぼの水がうまくたまらずにお米作りに影響が出てきます。特に今年はチェーン除草という新しい除草方法を試そうと思っているので、水をきちんとためることが重要で、念入りにあぜを補修していきます。

 春野菜の準備もあるので結構忙しい日々ですが、暖かくなって日に日に作物が大きくなる楽しい時期でもあります。

 春、外で作業をしていると植物、動物もイキイキと動き出して、命あふれる季節だと感じます。もちろん、人間もその中の一員で、身体がスムーズに動く感じがします。冬の間なまっていた身体を暖かい日差しの中で少しずつ動かし、自然のリズムに少しずつ身体がなじんでいく、これも農的な生活の魅力の一つだと思います。

 らくなちゅらる通信の読者の皆さんも機会があれば自然に囲まれたオディ農園に来て自然の中で身体を動かす体験をしてくださいね。

 今年もオディ農園&オディ米をよろしくお願いします。

命を育む『羽鹿さんの黒米』はこちら >>

- オディの農業日記 - 2010年5月発刊 Vol.33

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