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オディの農業日記

羽鹿 秀仁 (はじかひでひと)

サラリーマン、経営コンサルタント、青年海外協力隊の隊員として中米のニカラグア、パナマで5年間活動後、ネットワーク『地球村』というNPO団体のスタッフとしてアフガニスタン支援に3年関わり、2006年から三重県名張市赤目で農薬を使わない農業を始める。

【Vol.36】オディの農業日記 第29回

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【居心地のいい場所】
 今年の梅雨は雨量が多く、これも地球温暖化の一つの影響かな、とお米の出来を心配しています。今のところは、お米が順調に育っているので、今年も例年並みの収穫ができればいいなと思っています。

 ところで、皆さんにとって居心地のいい場所ってどこですか?

 私の場合、近くにある赤目の滝、早朝の田んぼ、伊勢神宮などの神社、自然の森の中などなどいろいろあるのですが、一番はやっぱり自分の家です。

 築年数不詳の古い小さな家で、庭もないし、もちろんクーラーもありませんが、とっても居心地のいい場所です。

 5月から10月にかけて、田んぼの作業にたくさんの人が来てくれます。

 ほとんどの人が、

 「初めてきた家とは思えないほどリラックスできる」

 「おばあちゃんの家みたいでどこかしら懐かしい」

 「気がついたら寝てしまっていた。人の家でこんな風になるのは初めて」

 「農作業で体は疲れているんだけど、体の中にはエネルギーが湧き出てきてみたい」
などと言ってくれます。

 こんなうれしい意見を言ってもらえる理由の一つとして、嫁さんのきれい好き、花好きがあげられます。

 家の中の掃除もこまめに行い、鉢植えの花や植物を玄関や家の中に飾ってくれるので、古いながらもこぎれいな空間になっています。

 食事は自分たちが作った野菜を中心にした手作り料理を準備したり、時にはみんなで食事やおやつを作ったりもします。

 適度な農作業で体を動かし、昼食後にはお昼寝タイムを取り、窓を全開にして自然の風を通すなど、いろいろとくつろいでもらう工夫もしていますが、昔の家の持つ自然な雰囲気の中に人をリラックスさせる何かがあるのかもしれません。そして何よりも自然や農業に興味を持ってボランティアで作業に来てくれる友人たちの暖かい気持ちがその場を作り上げてくれていると思います。

 20年ほど前に友人の結婚式に出たときに、「○○君のお母さんが作っているような遊びに来た人がリラックスして、また来たいと思えるような家庭を作ってください」という祝辞を述べたことを思い出しました。

 知らず知らずのうちに自分が心の底で願っていた空間・家庭を嫁さんと一緒に作り上げていけていること、そしてその空間にたくさんの人が来てくれることに感謝の気持ちで一杯です。

 居心地のいい、たくさんの人が集まれる場所が日本中にいっぱいできるといいな~。

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- オディの農業日記 - 2010年8月発刊 Vol.36

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