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鍼療室からの伝言

鍼灸師の西下先生による陰陽や自然食。二十四節気など古来の智恵のお話

圭鍼灸院 院長 鍼灸師
マクロビオティック・カウンセラー

西下 圭一 (にしした けいいち)

新生児から高齢者まで、整形外科から内科まで。
年齢や症状を問わないオールラウンドな治療スタイルは「駆け込み寺」と
称され医療関係者やセラピストも多数来院。
自身も生涯現役を目指すアスリートで動作解析・運動指導に定評があり
プロ選手やトップアスリートに支持されている。

みんなで笑える

投稿日:

「みんながするから、自分もしたい」。
子どもの頃にこう言うと、親や教師から叱られたものです。「みんなって、誰やの?」、「みんなが『死ぬ』って言うたら、自分も死ぬん?」などなど……。周囲に惑わされることなく、自分を貫くこと。それが大切な教えだと、今では感謝しています。

その大切な教えを授けてくれた人たちの世代が、不要不急の外出を控え、蒸し暑い日にもマスクを着用し、ワクチンの列に並ぼうとしています。その理由が、「みんながしているから」。大切な教えを〝倍返し〟したいところです。

自分は自分がつくる

夏休みに東京へ演劇鑑賞に行ってこられた患者さん。キャンセル続きのなかでの数少ない公演と、自身の体調とを考えて、「これは不要不急ではない」と決心されたそうです。そう決めた途端、チケットはスムーズに手に入るし、宿泊先もすぐに決まるし、新幹線の往復の予約まで、「まるで導かれるように」とんとん進んでいったそうです。これはきっと天が味方をしてくれている、感染などしないし、よもや感染したとしても重症化するはずがないと強く信じることができたのだそうです。

「で、面白かった?」と尋ねると、「お腹がよじれるほど笑った」らしい。笑いは免疫力を上げるし、それだけ楽しかったら、ウィルスのほうから逃げていきそうやね。そんな話をしていると、「先生に叱られるかと思っていた」と言われました。自粛が促されている時期だし、持病があるのに遠方まで出掛けたことをたしなめられるかも、と心配していたそうです。

自粛が善とは限らないし、くわえて不要不急かどうかは、自分が決めること。他人に決めてもらうことではありません。ましてや、そこで叱りつけるようでは、その人のことを心配しているようでいて、実のところはその人の人生をコントロールすることにもなりかねません。大笑いして想い出をつくってきたのに、叱ることなどあり得ないでしょう。

なによりも、持病があるように見えないどころか、ますます元気になっておられます。現在の自分は、過去の自分がつくりだす。未来の自分は、現在の自分が決める。まさに体現されています。

笑いのツボ

道元禅師の言葉に「毫釐も差あれば、天地懸に隔たり」とあります。直訳すれば、ほんのわずかな差があっても、その先で天地ほどの差になりかねない、ということ。小さな努力を積み重ねていくことの大切さとともに、自分のなかの小さな違和感のようなものと丁寧に向き合うことが説かれています。わからないことをわからないままにしておくことや、嫌だという気持ちに蓋をしたままでいることが、先々で大きな隔たりとなってしまうということです。

自分の気持ちに正直になって行動し、笑って帰れる。これはとても幸せなことでしょう。笑いが免疫力を高めることについては、さまざまな報告がされていて、もはや疑いようがありません。不要不急と思われかねないことにも、穏やかな気持ちになり、免疫力を上げる行為はあるのです。

「笑う」という言葉の語源は諸説ありますが、「割る」から派生したという説があります。固く結んだものにほころびが生じて、割れてくる。そこから笑いが生まれるというのです。顔がほころぶといえば「笑顔」を意味するものとも関係ありそうですね。だとすると、閉塞感のなかのわずかな隙間から、笑いにつながることもあるかもしれません。

いま一度、自分のなかに違和感はないか考えてみる。なにかに気づけば、そこから小さな行動に移してみる。早朝の10分間ほどマスクなしで歩いてみるとか、ほんの小さなことでよいでしょう。その先で、みんなで笑えるときがきますように。

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