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のんびりいこう等身大の敏感肌ケア

【Vol.62】毎日続けた自宅温泉の使い分け

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 だるま湯と湯の花温泉の良いとこどりした自宅温泉はほぼ毎日続きました。ふたつの温泉を併用することが、良いことなのか悪いことなのか、温泉同士の相性のようなものがあるのか、詳しいことはわかりません。ただ肌の感覚だけをたよりに自然にそこに行き着いたようでした。

 なんとなく、だるま湯はぬるめ、湯の花は熱めにして使うようになっていました。だるま湯は源泉の温度が15度ほど、と非常に低い温泉です。推測にすぎませんが、あまり源泉の温度を離れない方が、その効用を感じるように思います。

 湯の花温泉を、およそ200リットルの温泉水を週に1~2回のペースで汲みにゆき、1回のお風呂で100リットル、2~3日入っては新しいお湯に交換…

 温泉水からは徐々にガスが抜けていくのですが、汲みたてのお湯、とくに一番風呂は、ピリピリするような、油分をとられるような、肌あたりがあります。すこし熱めにして入った後は、ひと皮むけたようなサラサラした感触が残り、痒みのある部分がとても楽になりました。 湯の花温泉は玉川温泉などで有名なラジウム泉のひとつですが、蒸気が立つくらいの温度の方が気体となって、ラドンを取り込めるのかもしれません。いわゆる“病気のなおる”温泉とは異なる湯の花温泉ですが、おそらくほぼ毎日、100%混じりけなしの温泉水に浸かっていたことが良かったのだと思います。

 温泉を汲みにゆくのは主人の仕事、1千300㏄ の小さな車に、200キロ以上のお水を積みそれを自宅に運び込む。決して楽な仕事ではありませんでしたが、暇を見つけては温泉スタンドに通ってくれました。元々が温泉好きということもありますが、日によって温泉の勢いや、匂い、感触が異なるのが面白かったようです。

 贅沢なことで、毎日の温泉に慣れてしまうと、水道水のお風呂では、ただお湯に入っているだけのような、味気なさを感じてしまうのでした。天然ラジウム温泉の特徴のようですが、ほんとうに湯冷めせず、多少ぬるいお湯でも、ぽかぽかと温まります。今思うと、昨冬は私も子ども達もほとんど風邪をひかなかったのは、温泉も一役買っていたのでしょうね。
 寒い中、水しぶきを浴びていた主人も、普通なら風邪をひくところですが、帰りの車中、ポリタンクからじわじわ心地よい温かさが伝わってきて、ほどよく温もっていたようです。つい眠くなって困るそうですが…


坂井 歩

プレマ株式会社 経営企画室 坂井 歩
ちょっと、どこかにハマルとおかしな方向にのめり込む典型的なB型のサラブレッドです。お仕事している間はB型の血をできるだけ出さないように冷静に対処している……つもりです。
家ではこれまた強烈なB型一家。
みんなやりたい放題好き勝手、自分が一番まともだと思っているまとまりの付かない家族を日々ネタにしながら頑張っています!

- のんびりいこう等身大の敏感肌ケア - 2012年11月発刊 Vol.62

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