さて湯の花温泉の温泉水を持ち帰った時のこと。
プールの様な温度で、子どもと水遊びしながら1時間以上は入っていたでしょうか。だるま湯のような強烈な解毒感とは違いましたが、肌がピリピリするような、特に傷ができている部分はジリジリ滲みるような感覚がありました。
あがった後、鏡で自分の顔を見て驚きました。目のまわりが真っ赤になっていたのです。 それでも湯の花温泉を続けようと思ったのは手でした。
私の手荒れや手湿疹は中学生の頃からで、痒みのある指先の水疱が指の付け根へとひろがり、ここ数年は手の甲から手のひら、手首、腕まで繋がっていました。
アトピーが悪化する以前から、手湿疹は酷くなっていて、もちろん合成洗剤などは使えませんでしたし、水仕事には二重の手袋が欠かせませんでした。プレマの商品に限らず何かと試してはみるものの、少し改善しては悪化するという繰り返しで、諦めきっていたのでした。
手全体に赤く炎症を起こして、ひっかき傷だらけでしたが、お風呂からあがって、ふと手をみると赤みが引き、ガサガサでヒビ割れていた部分も柔らかくなっていたのでした。
素手でおにぎりを握ったり、ぬか床をかき混ぜたりできるのは、わたしにとっては夢のまた夢でしたが、それが実現するほど、きれいな手になっていきました。薬も塗らず、きれいな手になるとは期待さえしていなかったことです。手に痛みや痒みがないことは、本当に身軽で楽しいことなんですね。
何の根拠もないことですが、だるま湯は体の奥から解毒されているような感覚があり、湯の花温泉は皮膚表面に近い部分、体の末端部分に効果があるようでした。首など体の中心部の症状は、圧倒的にだるま湯の方が効果を感じ、湯の花に浸かりながら、だるま湯の温泉水をスプレーするというお風呂スタイルになりました。娘のアトピーは湯の花温泉に入り出してから、みるみる改善していきました。
だるま湯では、わたし程の大きな変化が見られなかったのですが、膝の裏や肘など、末端に症状のあった娘には、湯の花温泉の方が効果がわかりやすかったのかもしれません。
ところで目のまわりは、お風呂になれたのか1週間も経たないうちに、何も起こらなくなっていました。
坂井 歩
プレマ株式会社 経営企画室 坂井 歩 ちょっと、どこかにハマルとおかしな方向にのめり込む典型的なB型のサラブレッドです。お仕事している間はB型の血をできるだけ出さないように冷静に対処している……つもりです。 家ではこれまた強烈なB型一家。 みんなやりたい放題好き勝手、自分が一番まともだと思っているまとまりの付かない家族を日々ネタにしながら頑張っています! |