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鍼療室からの伝言

鍼灸師の西下先生による陰陽や自然食。二十四節気など古来の智恵のお話

圭鍼灸院 院長 鍼灸師
マクロビオティック・カウンセラー

西下 圭一 (にしした けいいち)

新生児から高齢者まで、整形外科から内科まで。年齢や症状を問わないオールラウンドな治療スタイルは「駆け込み寺」と称され医療関係者やセラピストも多数来院。自身も生涯現役を目指すアスリートで動作解析・運動指導に定評がありプロ選手やトップアスリートに支持されている。

一言から始まるもの

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「さっき発表があって、合格していました」。先日そんな電話をもらいました。春の受験シーズン、受ける子も、支える家族も、それぞれ大変ですね。そんななかで、わざわざ電話して結果を知らせてくれるとこちらも嬉しくなるし、これから先も応援したくなってきます。

それぞれの春

春は誰のもとにもやってきます。

禅の言葉に、「春来草自生」とあります。春が来れば自然と草は生えてくるということ。人にも必ず芽吹きのときはやってくるのだから、それを信じて日々一生懸命にやるという意味でもあります。なかなか思うような結果が出なくて嘆きたくなるときもありますが、それは先で輝くための準備期間だと思って取り組もうということです。

もしかすると、願っていた先に今は進めなかったとしても、それも春。また次の春にもっと輝くために必要なことだってあるでしょう。慌てず、焦らず、怠らずという気持ちを忘れずにいたいものです。

春は、出会いの季節。入学や就職といった大きな変化でなくとも、学校ではクラス替えがあったり、ご近所で引っ越しがあったりもする季節です。新たな出会いは大切にしたいもの。普段は人づきあいが得意でないという人も、環境が変わるタイミングはチャンスだといえそうです。

人は、自分一人のがんばりには限りがあります。人と出会い、人に引き立ててもらうことで、可能性が拡がることもあるでしょう。新たな出会いを大切にする意味で、ほんの少し人との距離を近づけてみてもいいかもしれません。そこから自然と会話も生まれてくるでしょう。

挨して拶る

人との関係で欠かせないのが、挨拶。「おはようございます」「こんにちは」に始まり、「失礼します」「さようなら」までの言葉を口に出すだけで、人との距離は近くなります。

挨拶の「挨」は訓読みでは「挨す」「挨く」。「拶」は「拶る」。「挨拶」は「挨して、拶る」となり、文字通り「おしひらいて、ちかづく」こととなります。関係を持つために近づいていく行為といえるでしょう。

「挨拶」のルーツは仏教にあり、禅僧が交わす問答を意味する言葉だったとされています。ちょっとした問いかけをして、相手がどう答えるかという「問答」をすることで、相手の修行の度合いや精神性を推しはかる。その一連の流れを表現したのが「挨拶」という仏教用語だったのです。

現代においても、挨拶するときの声の大きさや抑揚、表情などで、相手がどんな人か、今日の機嫌はどうかくらいはわかるものなので、まったくの別物でもなさそうです。

まずはご近所さんや、よく見掛けるなと思う人に、「おはようございます」と挨拶してはどうでしょう。もしかすると、相手も同じように気にかけてくれているかもしれません。声をかけるタイミングを待っていることもあるでしょう。

されて嫌な気はしないのが、挨拶。されなくて嫌な気がするのが、挨拶。

日本国内に限ったことではなく海外に行っても、ニコッと笑って「ハロー」と言ってみて、嫌な気はされることはないでしょう。こちらから近づいてみるというのは万国共通といえそうです。

挨拶を交わすようになって、「今日もまだ寒いですね」など言葉も交わすようになっていくことで、地域のコミュニティにもなっていくでしょう。気安く言葉をかけ合う人同士の地域では、怪しい人にとっては人の目が気になって居づらいでしょうから、防犯にも一役買いそうです。

一言の挨拶から始まって、自分と地域を守る一歩ともなりそうですね。

- 鍼療室からの伝言 - 2023年3月発刊 vol.186

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