小学校6年生のころ「大学まで行って勉強する人もいるのに、なんで世界は平和にならんのや。
差別、貧困もなくならんし、なんか変や」と思い、学校に行かなくなりました。
いわゆる、不登校。
親は共働きをしていて、祖父母も同居していなかったので、しばらくは「学校に行っていない」ことに気づかなかったようです(笑)。
不登校が板につくと、10時に起床して「ゲーム」、12時からはテレビをつけて「トーク番組」「ワイドショー」、その後は「映画」、24時過ぎまで「お笑い」を見て……と、不健全な生活です(笑)。
そして、中学2年生のころになると、尾崎豊とTHE BLUE HEARTSにはまり、ギター練習が追加されました。
振り返ると楽しそうな毎日ですが、
「遊びにくる友達が減ったなぁ。たまには学校に行かなあかんなぁ。学校の授業がほんまについてけんなぁ。ジョン・レノンみたいなロン毛で学校行くのも恥ずかしいなぁ。好きなあの子に目も合わせられん」
と、当時は、かなり悩んでいました(勉強家だった妻からは、羨ましがられますが 汗)。
中学校を卒業した後は鉄工所でアルバイトを始めます。
そして、貯めたお金で四国、北海道にバイク旅。
のちに楽器屋でアルバイトを始め、バンド活動も始めました(初めての彼女もできました)。
二十歳になると「まじめな話をせんでいい、ふつうの友達が欲しい」と思い、定時制高校に入学。そこは挫折と強がりがはっきり見える社会でした。
高校卒業後は「環境問題を勉強したい」と、京都の大学へ。
「はんなり」にカルチャーショックを受けましたが、マイペースな学友に囲まれたせいか「社会はなかなか変わらんこともあるけど、自分なら変われる。
いいもん食べて健康な暮らしを目指そ」と思い、自然食品、自然療法と出合います。
そして、プレマとご縁をいただきました。
今は働くことが「世界平和、社会幸福」につながると思い込んでいます。
それから「妻、子どもたち」の笑顔にがんばりがいもあります。
いまの暮らしには少々のお酒が必要ですが、それも気がついたら飲まなくなるかも。
変わったか、変われたのか。
わかりません。
地元の同級生一同には「ミナ(あだ名)は、いつもカワッタことやってるなぁ」と言われています(カワル違い?笑)。
そのために努力をしてきたのかというと、そうでもありません。
自分がイイと思える人、物、場所に身を寄せていただけでした。
それが、わたしには一番あっているようです。
南 佳孝(みなみ よしたか)
石川県出身、2014年入社。2017年から(京都市)地域おこし協力隊業務と兼業中。入社後は結婚し、第一子(女の子)、第二子(男の子)も授かりました。お客様の幸せがわたしにも伝播しているのでしょうか。