香りの物質がついてまわる
いま日本マクロヘルス協会で企画をはじめている講座に、ケミカルな香りの問題を扱ったものがあります。ご興味のある方は、11月10日以降の協会ブログで日程をチェックしていただけるとうれしいです。小さい子のママ・妊婦さんに大好評を博した「歯医者さんが教える離乳食の講座」オンライン版の11月開講情報なども掲載されています。
プレマの製品を主にお使いの方にはわかる方が多いのではと思うのですが、「香害」という表現もあるように、現代はケミカルな香り製品が多く、いろんなものがかなり臭いですよね。香りの問題についてヒアリングを続けていくと、どこから手をつけていいのかわからない、身近で根の深い問題に愕然とします。
うちでは、子どもが保育園で香りにさらされる機会が、一番身近で臭いものとなっています。園に置いておく昼寝用のタオルのセットなどは確実に洗濯洗剤や柔軟剤の香りが移っているし、そのタオルで昼寝する子どもの髪の毛までが臭くなっていることもあります。
香り製品の背景にどのようなリスクがありうるのか、詳しくは講座で取り扱う予定ですが、どんどんケミカルな香りが強化される社会において、子どもやペットの暮らしにくさとともに、妊婦さんの大変さも気になります。最近、香りが強いばかりか長く残るものが増えていますよね。つわりのときはどうしたらいいんでしょうか。地獄のようにつらい思いをしている人が増えているのでは? 一口につわりといってもいろんなタイプがあります。つわりがない人もたまにいますが、なにがしかの症状がある人のほうが多いです。第一子のときはつわりがなくて、第二子のときはひどい吐きづわり、という人もいます。わたしは三人の子どもがいますが、三回とも、吐きはしないけど動けない、食べられないようなつわりで、そして、「においづわり」でした。
ドラッグストアのマスクも臭い
においに敏感になると、洗剤類のケミカルな香りは、当然、許容範囲を超えた刺激臭となります。消臭系のなにかにまみれているもの、たとえばタクシーなども、つらくて乗れない感じ。少しでも身を守ろうとマスクをしようとすると、普通に売っているマスクがまた大変くさいのです。化学処理や接着剤などが原因なのだと思います。
においづわりのあいだに助けてくれたのは、布マスクでした。空気も臭い、マスクも臭いなかで、布マスクのありがたさははんぱなかったです。
妊婦は肌が敏感、という事実も布マスクへの感謝に拍車をかけました。ドラッグストアで売っているようなマスクは、実はつけるだけで微妙な肌ストレスになっていたことが、布マスクに変えるとわかりました。
同じ観点で、ちょっと気にしていただきたいのは肌着のタグです。とくに、背骨にあたる部分にあるタグですね。妊婦じゃなくてもこのタグはないほうがよいのですが、敏感な妊婦さんこそ、背骨に直接触れる位置のタグは、切っておいたほうがいいと思います。気づいていなくても、それがからだのストレスになっていたりするんです。
これからの季節は、つわり対策ではなくても、風邪やインフルエンザの予防のためにマスクをしたいところ。薬を多用したくないのは妊婦さんならだれでも同じではないでしょうか。予防の意思表示のためにも、飛沫感染を防ぐためにも有効かと思いますので、ぜひ布マスクを試してみてくださいね。