2022年下半期に入り、早くも2ヶ月目となった。4月末にジェラテリアの店長小室と「ゴールデンウィークがきますね」「ゴールデンウィーク過ぎたら4周年で、一瞬で夏が過ぎ、もう今年も終わりますね」そんな話をしていたこともすでに懐かしく、まさにその一瞬の夏を駆け抜けている最中である。一日の時間は変わらないはずなのに、スピードを上げて日々が過ぎ去っていくようにすら感じている。
そんな怒涛の夏に入る前から始めたことがある。それは「振り返り」をすることだ。きっかけは昨年末、前から気になっていた「一年の振り返りのワークショップ」を受講したことである。いつもバタバタと新年を迎える私が、今年はこれまでにないほど穏やかな気持ちで新年を迎えられた。
「なんとなく生きている気がする。これからどこに向かっていくのだろう」そんな漠然とした気持ちと不安を片隅に置いて過ごす毎日から抜け出すヒントが得られたら……。そんな気持ちで受講したような記憶があるが、それから2ヶ月が過ぎてみると、「そこそこがんばってきたやん。私の人生、案外悪くないな」と自分の過去を前向きに捉えられるようになった。そして、今をしっかりと見つめることでこれからしたいこと、その前に手放すことが見えてきた。そのひとつが予定をパンパンに詰めたくなる気持ちと焦りを手放し、余白をつくることだった。身体を休めてリフレッシュし、愛犬との時間を楽しんだり、断捨離をしたりする。しっかり身体を休め緩めることで、次に仕事をした日には、パワーが何倍にもなっていることを感じた。
また、時間に余白をつくることで、いま自分が学びたいことへの一歩を踏み出すことができ、気になっていたボディメイクとアロマの講座を受講した。ボディメイク講座では10年前に学んだピラティスへの繋がりを感じられ、アロマの講座では数年前にはチンプンカンプンだったプレマのジェラートづくりに話が通じていてとてもワクワクした。そしてこれまでの学びと経験を肯定できたことでも、私を満たし、日々をも満たしてくれる意味のある時間となった。
2022年のここまでを振り返り、テーマをつけるとしたら「進むために立ち止まり、日常を味わって生きる」だ。怒濤の夏も、振り返るときっと味わいのある日々になっているに違いない。自分と約束した振り返りの日を楽しみに、どんなことが起きるのか毎日をしっかりと噛みしめながら夏を走り抜けよう。
プレマルシェ・ジェラテリア中目黒駅前店&スタジオ
赤坂 麻里奈(あかさか まりな)
パーソナルトレーナー。おそらく日本でいちばんプレマルシェのジェラートを体内に入れているひとです。ジェラートの組み合わせも、トレーニングもパーソナライズしてご提供いたします。