シーズン終盤のいちごを味わい尽くす、ひと味違うソルベミルクです。赤酢ならではの酸味を足すと、深みを感じる意外な味わいになるから不思議。
<材料> 4~6人分
・いちご(またはマンゴー)……200g
・桃のコンフィチュール……120g
・赤酢……大さじ1
・サイリウムパウダー……小さじ1
・お好みのプラントベースミルク
またはヨーグルト……適量
<つくり方>所要時間:10分(冷凍時間を除く)
①材料すべてをミキサーにかけピュレ状にして冷凍する。
②フォークでソルベ状に砕き、ミルクやヨーグルトを適量加え混ぜて完成。
*ノンシュガーで果物の自然な甘味を楽しめます。甘党の方はお好みで甜菜糖やアガベなどの糖分を足してください。フレッシュミントとあわせて炭酸水に浮かべてもスッキリ美味です!
使用食器:森修焼 ワイドリムディーププレート
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人工母乳がやってくる
9年前、高齢出産で母乳が思うように出ず、悲しくて泣きながら看護師長さんに助けを求めました。彼女は毎日『1滴でも絞ろうね』と30分かけて5ccの搾乳に寄り添ってくれました。過酷な努力も虚しく新生児の体重は減り続け、一雫の血尿。脱水からの塩が出たことによるもので、粉ミルクの選択を余儀なくされたのだった。
「17年ぶりのお産でしょ。44歳の母体で生まれてくれただけで素晴らしいのよ。充分がんばったわよ~」「20代と40代。同じ人類と思ったらアカンよ~」と看護師長さんの言葉で救われ、ドイツのオーガニック粉ミルクに頼ったのでした。この経験を綴った「熟女出産体験記」は炎上。「輸入粉ミルクを推進するなんて!」「がんばったら母乳は必ず出ます。努力不足」「ベジタリアンの恥」など。びっくりして産後鬱まで吹き飛んでしまいました(笑)
さて本題に入ります。皆さんは「精密発酵」って聞いたことありますか? 微生物に目的タンパク質のDNAを挿入し編集した微生物をミニ生産工場としてタンパク質を排出させる手法です。すでにアメリカやイスラエルのメーカーではその乳タンパクを使ったアイスクリームやクリームチーズなどが販売され、米スタバでも試験導入済みの
精密発酵牛乳」が一般流通するそうです。(ちょっと飲んでみたいけど!)
現在、「ヴィーガン・アニマルフリー」と表示されていて、遺伝子操作などの表記もなく、今後、十分な情報提供が必要かと思います。
さらには同様の精密発酵や細胞培養によって、母乳と同等レベルの免疫力を持つ代替母乳成分まで誕生していることも驚きです。(ツッコミどころ満載) 牛由来粉ミルク・精密発酵母乳・ヒト由来培養母乳・自前の母乳の4択になるのか? 今後のフードテック情報から目がはなせませんよね。
実はブログ[熟女出産体験記]には今だに完母が望めず、苦しむ混合授乳のママからのDMが届きます。人類が健やかな育児ができることを望みます!