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スタッフのつぶやき

プレマのスタッフのことを知っていただきそのスタッフ愛用の商品を紹介していきます

縦軸においても横軸においてもすべての生命はつながっている

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プレマのスタッフのことを知っていただき
そのスタッフ愛用の商品を紹介していきます

プレマに入社してからさまざまなオーガニック商品に出会ったが、極めつきはなんといってもSSF スープ。
おいしさはもちろんだが、このスープを食べると本当に体全体が喜ぶのだ。
食養療法の本質は、細胞にとっておいしいものをいかに供給するか。
かつて料理教室の運営をしていた時に、マクロビオティックの野菜中心の料理を続けていくと、みなさんがただおいしく楽しく食べているだけなのに、知らないうちに体調がよくなり、肌がつやつやになり、若返っていくのをたくさん見てきた。
おいしさは一番体を癒してくれるのだ。
このスープで得られる至福感は、いつのまにか日常的に瓶のふたを開ける瞬間から、鍋に移す行為も、水を足すことも、楽しみに変えてくれる。
世界を旅して出会った食材にミッシェルが愛情込めて作ったその思いが全身の細胞に伝わるからだろうか? エサ化している日本の食事情のなかで、本当に体も心も癒してくれる逸品である。
ほくほく食感なひよこ豆とオリーブオイルの香り広がる聖書の地有機スープ

私がマクロビオティックを始めた80年代初頭、玄米食はまだ病人の世界でしか広まっておらず、肉や魚を食べず、牛乳を飲まないことは変人扱いでした。

そもそも、私がマクロビオティックを知ったきっかけは、学生時代の冬のデートでホットミルクを頼んだとき、彼女から「どうして、牛の子が飲むものを飲むの?」と言われたこと。
それでは……とトマトジュースにしようとすると「そんな、体を冷やすものを飲んでどうするの?」と言われました。
肋膜炎で入院経験のあった私は、栄養学的に身体にいいものを摂ることに気遣っていたつもりだったので、世間とあべこべなマクロビオティックの考えに衝撃を受けました。

彼女は、生まれながらに虚弱だったため、母親が玄米食を始め、本人も意味がわからないまま、正食生活を送っていたのでした。
「これを読めばわかる」と渡された、マクロビオティックの創始者桜沢如一の著書「無双原理」を読んで、やがて陰陽のモノサシが個人の羅針盤を決定する時代が来ることを予見し、正食の勉強をしようと決意。
「失われた地平を求めて」のキャッチコピーから、「無双原理」を企業理念とする会社を発見し就職しました。

後に聞いた話ですが、私の名付け親は、食品公害運動や日本にアーユルヴェーダを紹介したことで有名な丸山博先生のお友達。
その影響を受けて、私の祖母は私が幼いころ、母に肉食を禁じており、私は3歳ぐらいまで全く肉を食べずに育ったようです。
今思うと、不思議な力に自分の使命がひきつけられた気がします。

時代は冷戦末期。
ソビエトの崩壊やベルリンの壁が壊されるのを目の当たりにし、桜沢が語った「人間の秩序」は時代とともに変わることを実感しました。
まさに、万物流転です。

今年は桜沢如一没後50年。
健康ブームで、マクロビ、ベジ、ローフード、ボタニカル、エシカルなど、オーガニックも含め、食のプラットホームは百花繚乱になりましたが、無添加、自然食、有機の原点が食養にあり、石塚左玄が食育の基本を創り、桜沢如一によって「マクロビオティック」として世界に広められたことは、まだあまり知られていません。

桜沢のメッセージは、玄米食で元気になり幸せになったら、そのおすそ分けをして、幸せをばらまきなさいということ。
ちょうどプレマの掲げるミッションの「あなたが大切に思う人をあなたが大切にできるようにお手伝いしたい」に通じるところがあります。
命のつながりは「あなたがいるから、私がいる」。
地球誕生から、生命誕生、そして人類誕生から今に至る中で、親やご先祖への感謝の念は、いまここにある食(いただく命)に引き継がれています。
プレマで命をつなぐ大好きな商品群に囲まれて仕事することができて、いま、私はとてもご機嫌です。

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企業様コンサルティングセクション
岸江 治次(きしえ はるつぐ)

2013年プレマ入社。
マクロビオティック活動歴を活かし、主に、商品の開発と営業に関わってきた。
趣味は読書と映画、好きなジャンルはミステリー。
最近のおすすめ映画は「ルーシー」。
無双原理の時空の概念を捉えるのにマスト。

- スタッフのつぶやき - 2016年8月発刊 Vol.107

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