貴社の宮古島プロジェクトをみて、ぜひ宮古島に行ってみたく思います。訪問するにあたり、いろいろ教えてもらえるとありがたいです。(福岡県 A様)
答え:
宮古島プロジェクトにご興味をいただきましてありがとうございます。現在、無農薬・無肥料野菜の出荷に関して、テスト(お試し)出荷遅延の状態となっていて、とても申し訳なく思っています。
実は、私が前回訪問し、帰京したあとの10月中旬から宮古島地方は連日のように豪雨に見舞われ、過去に例をみないような雨量となっています。太陽にもほとんど恵まれることなく、今日(12月25日)やっと、曇天とにわか雨の間にほんの少し光が差し込みました。宮古島にお住まいの皆さんに聞きますと「10月以来、久しぶりに太陽の光を見た」とおっしゃるくらい悪天候に見舞われていたようで、タイなどで猛威を振るった絶え間ない大雨が、この地まで北上してきた様子です。宮古島には川がなく、土地も平らで、地盤はサンゴで出来ている水はけのよい土地ですので洪水になるようなことはありませんが、畑という畑は常に冠水するほどのひどさだったようです。野菜出荷プロジェクトを開始した途端、世界レベルでの気候変動を当地でも垣間見ることになってしまいましたが、残念ながらこのような事情で出荷時期を1ヶ月半ほど遅らせ、3月上旬というスケジュールで、再度チャレンジを開始します。
私も宮古島の冬を今回はじめて体験していますが、おそらく皆さんが想像されている以上に気温は低いです。今回スーパーマーケットに行ってびっくりしたのですが、ダウンジャケットやボア系の寝具がずらりと並んでいました。ホテルや旅館の中ならば寒くて困るということはないと思いますが、外は風が強くてかなり肌寒いです。大人だけのパワースポット巡りならば、冬でもよいかと思いますが、アウトドアを楽しみたい方には海に入れるシーズン(5月~10月中旬)をおすすめします。4月中旬には有名な宮古島トライアスロンが開催されます。梅雨明け直後の6月~7月上旬は特におすすめです。いつ梅雨が明けるかは年ごとに違いますから時期は正確にいえませんが、晴天率が高く、誰にとっても快適で気持ちの良い時期です。当然のことですが、紫外線の強い島ですので、ナチュラルな紫外線対策は事前準備をお願いします。島で安全な雑貨が買える店はほとんどないと思ってください。
飛行機の座席は、ぜひ窓際をとってください。プロジェクトの紹介でも書いているとおり、この島は珊瑚礁がもちあがってそのまま陸地になった、実に珍しく、山も川もない平たい島です。上空から眺めると、その様子が手に取るようにわかりますから、行き帰りの飛行機からの観察は、実に多くのことを教えてくれるでしょう。
食事はベジタリアンの方にはかなり厳しいかもしれません。豆腐系のメニューは各店にありますので、肉なしといえば対応してもらえることもあります。また、無農薬の地場農産物が食べられる飲食店は皆無に近く、この点も本プロジェクトで何とかしたいと考えているポイントです。現時点では「津嘉山荘」に事前予約すれば、夜食のみスローな島料理をビジターでも楽しむことが可能です。
ホテルなどに常備されているシャンプーやボディーソープ、洗剤の類は、一般の合成界面活性剤のものばかりですから、意識の高い方は事前準備と持ち込みをお願いします。近年、本土からの移住者の増加で島の人口は増えているのですが、それに伴ってこの島が汚染されることを私は望みません。島内で手に入るこれらの品は日本国内の地方と同じく、合成品がほとんどです。食事や宿について「ここは○○にこだわっていて最高だった!」という実体験がありましたら、ぜひ私どもにお知らせください。弊社ホームページ上でもご紹介できれば幸いです。
最後に、「どこをどのように楽しむか」については、ほんとうに自由自在です。観光資源は決して多くないこの島ですが、ご興味ご関心に応じて希有の自然と文化、パワーを感じていただくことができます。本プロジェクトでも将来的にスタディーツアーの企画を予定していますので、ぜひ情報をお寄せください。なお、ページで紹介している川平さんの元にはプロジェクト掲載後、対応の限界を超える個人と企業の訪問が続いているそうです。体制が整うまでは直接の訪問はお控えいただけますと幸いです。
プレマ株式会社の『宮古島プロジェクト』 宮古島の自然農法を推進し、島の健全な地下水と珊瑚礁を守り、お客様に安心と安全を届けます。 |