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中川信男の一問一答

プレマ株式会社 代表取締役
ジェラティエーレ

中川信男 (なかがわ のぶお)

京都市生まれ。
文書で確認できる限り400年以上続く家系の長男。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。
3人の介護、5人の子育てを通じ東西の自然療法に親しむも、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社代表取締役。保守的に見えて新しいもの好きな「ずぶずぶの京都人」。

【Vol.50】プレマ基金についてのご報告

投稿日:

 3.11大震災の発生後、急遽立ち上げ運営してまいりましたプレマ基金につきまして、本誌上でのご報告ができておりませんでしたので、今号では中川信緒の一問一答に変えて、本基金の10月現在までのご報告をさせていただきます。

 プレマ基金は、大震災以降明らかになった「大組織では平等を旨とすることを重視するあまり、意思決定に時間がかかってしまい緊急時支援に遅れが発生する」という問題を直視し、「私たちが今すぐできることはなにか?」という一点に集中して震災支援をおこなってまいりました。また、支援専門の各種団体のように運営そのものにかかる人件費や通信費、交通費などの経費による「諸経費ロス」も、支援をしたいと思っておられる個人の方たちの気持ちを考えますと、ゼロに近ければ近いほどよいと考え、本基金ではご支援いただく金額の100%を被災地またはそれに準ずる地域のために用いることにしました。

 さらに、収入と支出についても即時公開を原則として、インターネット上ではリアルタイムで収支を公開しておりましたが、ここに一度整理してその内容をご報告させていただきます。

 全体のアクションとして、震災後3ヶ月ほどは私やスタッフ、お取引先さまなどが一緒に現地入りしてゲリラ的に必要な物資ニーズを聞き出したうえで、すぐ対応するというアクションを行いました。また、4月から9月まではスタッフ末武が福島を中心に、マスコミでは伝えきれない「一人一人にとっての、ほんとうの福島と原発事故の実態」を記録するべく、ビデオカメラをもって福島県下の隅々を駆け回りました。直近の数ヶ月は、放射能(放射性物質と放射線)の影響を正確に知ることが福島の再生にとっても、日本の未来、生活者の安全という意味合いでももっとも重要と判断し、環境放射線量測定器や、食品用の測定器を主に福島県下で活動する有意の皆さまに配布、配置してまいりました。

 最も近い決定事項では、関東周辺で生活する子どもたちの将来のために食品の放射線量を無償、またはそれに近い形で自由に計測できる場が必要と考え、福島に本部を置く「市民放射能測定所」が計画している東京・下北沢に開設される予定の放射能測定所に食品用測定器を支援することにしました。

 引き続き、微力ながら活動を続けてまいりますので、ご支援よろしくお願い申し上げます。

収入の部 支出の部
弊社の特定売上(セール等)から一定比率捻出 4,159,236 被災地への物資支援 2,929,493
お客様の弊社商品ご購入時のお値引き放棄 1,675,236 被災地への測定器支援(環境放射線用) 1,080,000
プレマ基金口座への直接お振り込み 1,311,946 被災地への測定器支援(食品測定用)実績 1,000,755
弊社特定商品ご購入による捻出 9,239 被災地への測定器支援(食品測定用)予算 2,720,000
プレマ基金支援クーポンのご購入 135,000 諸経費 0
その他 455,225 繰り越し 15,634
小計 7,745,882 小計 7,745,882
弊社から日本赤十字社義援金 5,872,991 日本赤十字社への義援金(独自行動後は中止) 5,872,991
合計 13,618,873 合計 13,618,873

- 中川信男の一問一答 - 2011年11月発刊 Vol.50

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