高野山近くの山あいの温泉、だるま湯に通いだしてからアトピーはみるみる回復していきました。
だるま湯は泉温15・8度という、温泉としてはとても低い温度の炭酸水素塩泉と塩化物泉のふたつの効能をもったお湯です。
はじめて、だるま湯に行ったとき、どういう訳かその日に限って、湯船からお湯が抜けてしまい夜の宿泊客を迎えるために、大慌てで沸かしているところでした。
あたたまっていないので、という理由で断られたのですが山道を大回りをして道に迷った末たどり着いたということもあって、頼み込んでお風呂に入れることになりました。
通常は無色透明のお湯なのですがこの日はタンクの底に溜まっていたお湯を使っていたため湯の花で茶色く濁った温泉で、プールのような温度のお湯に首まで浸かりました。
脱衣所などに貼られている温泉の効能には“カルシウムイオンが痒みをとり、回復しやすくなる”と記載されていて、入る前から期待感は高まりました。
ところがあがった後、肌が乾燥してくると体の奥から突き上げてくるような、猛烈な痒みにおそわれ慌てて保湿し、何とか痒みをやり過ごしたのです。
本当にだるま湯の効果を感じたのは旅館を後にし、車で帰途についてからで、10分ほど走ったでしょうか体が軽いというか、まとわりついて離れなかった不快感がひいていることに気付いたのでした。
肌感覚をひと言でいうなら、ゆの里は“修復”、だるま湯は“解毒”といった感じでした。
ゆの里はお湯からあがった直後はとても楽になるのですがその状態はながくは続かない悩みがありました。
いったん改善した後、2~3日すれば、もとの状態に戻ってしまうのは精神的にも辛いことでした。
実際、だるま湯へ行って1週間は非常に楽に過ごせました。飲泉もできるお湯で、分けて貰ったお湯を飲み水にしたり、スプレーしてすり込んだりしている内赤く爛れた状態だった肌になめらかさが戻ってきました。
1週間過ぎると徐々に効果が薄れてくるのを感じましたが2週間おきに通い、3~4回通うとほとんど生活に支障のない程度に回復していったのです。
坂井 歩
プレマ株式会社 経営企画室 坂井 歩ちょっと、どこかにハマルとおかしな方向にのめり込む典型的なB型のサラブレッドです。お仕事している間はB型の血をできるだけ出さないように冷静に対処している……つもりです。 家ではこれまた強烈なB型一家。 みんなやりたい放題好き勝手、自分が一番まともだと思っているまとまりの付かない家族を日々ネタにしながら頑張っています! |