あっという間に夏が終わり9月になりました。今年は夏を体感する事がすくなかったなと感じているのは私だけでしょうか ？ 思い返せば春を体感出来た日もすくなかったように思います。ふと今朝起きてそんな事を思い「なんでかな」と考えた時に面白い事に気がつきました。
そう。私の感覚では、温度とかお天気の感じが季節を感じるバロメーターだったという事に気がつきました。春らしいお天気とか、あったかい感じとか、夏の日差しとか、「あっ。私の季節感は人が作った感覚でそれって自然の摂理と違ってる。」と今更ながら気がついてびっくりとしている私です。
自然界の摂理、宇宙のリズムを体感しだすと季節感はじつはエネルギーの動き方、つまり太陽と地球と月の動き方に影響を受けていて、そのリズムに合わせる事が季節を体感するという事なのです。そう。温度やお天気ではなく太陽の高さや月の満ち欠けを意識してみると、今まで私たちが体感していた季節感とずれてくるのです。
8月の7日に立秋を迎えエネルギーは拡散から下降安定を通り過ぎて集中へと向かい始めています。このエネルギーの変化にあわせて、その時に収穫される野菜をうまく摂りいれていく。そのままではなくお料理をする事でエネルギーを宇宙のリズムにあわせて変換させて食べてみる。そんな意識で食べ始めると宇宙のリズムが自分のカラダの中で蘇ってきているそんな気がしています。そう。宇宙のリズムは温度に関係なく一定のルールで変化してるのです。
2013年は意識を大きく変化させる時。様々な場面でその事を体感したり耳にしたりします。色んな意味での変換を問われている気がしますが、やっぱり宇宙のリズムを体感出来るカラダを創っていくことがどの場面でも役にたつことだと思うのです。
もともとマクロビオティックとは宇宙の摂理を理解して自分の生活の中に摂りいれていくライフスタイルのご提案です。でも頭で考えたり捉えることでとっても不自由になっている人たちに出会います。思えば私も頭で考えているときのマクロビオティックは「愛がなかったな」と反省する事ばかりです。食べ物に善悪をつけたり人に善悪をつけたり…。ある意味「悪を倒す正義の見方」と自分を勘違いしていたりして（笑）。でもそこには私自身が求めている物はなく、疲れたりして。一緒に学ぶ人たちもどこかの時点でその矛盾を感じたりうまく生活に取り入れられなくなったり。
だから変えてみたんです。頭で理解するマクロビオティックからカラダで体感するマクロビオティックに。ともかく宇宙のリズムにあわせる意識を持ってみる。自然を感じる生活を送ってみる。月の満ち欠けを意識した食べ方をともかくやってみる。そうしたら自分の体調や気持ちの変化が月の満ち欠けのリズムととってもリンクしている事を発見しました。さらに宇宙のリズム、テンポに意識に向けてみると、カラダも考え方も変化しているのを実感しています。そう。宇宙からの愛をカラダ中で体感できるのです。
カレンダーや今までの季節の枠組みから宇宙のリズム、エネルギーの変化を意識してみる。昔の人が大切にして来た暦を意識してみるだけで眠っていた細胞の数々が蘇ってきます。そしてさらにそのエネルギーを体感出来る方法がお台所の中で繰り広げられるお料理という術なのです。
ここからの時代は栄養を食べる事よりも自然の恵みが私たちにくれるエネルギーを摂りいれる食べ方、そしてそのエネルギーをさらにより宇宙のリズムにあわせたものに変化させるお料理が私たちを未来にむけて進化させてくれると信じています。
そんなお料理のレシピがMie’ sRecipe なのです。
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中 美恵
 中美恵(なかみえ)氏 1997年に、マクロビオティックカウンセラー・中広行氏と出会い、料理法や理論を学び始める。2000年「おいしく、楽しく」をテーマにした「マクロビクッキングスクール」を大阪に開校し、全国に展開。現在は料理に留まらず、マクロビオティックに出会うことで多くの可能性を手に入れた自身の経験を活かし、「年を重ねるごとにキラメキを増す」「今の時代に望まれる素敵な女性」をテーマに、多彩な場面で活躍中。 |
