いつもお読み頂いてありがとうございます。みなさんは、優先順位って正確につけられますか?私の場合、上手くできないタイプだったのですが、この夏、優先順位の大切さを痛感する出来ごとがありましたので、わかち合わせて頂きますね。
結婚したばかりの頃、諸事情により主人とともに私の実家で同居をしていました。私がまず初めに気をつけたのが、主人と私が同居することによって家族の負担にならないこと。主人の洗濯物は自分で手洗いし、部屋の掃除も完璧にするよう心がけました。また、もちろん妻として、主人が心地よく過ごせるよう、気も配りました。
一見、別に問題がないように見えますが、この後、私は本当に大切にするべき事に気づかされるのです。 家族との同居が始まってから2カ月が経った頃、何か家族の様子がおかしい。家の雰囲気が暗くなり、居心地が悪くなっていくのです。こんなに一生懸命頑張っているのに、何で?こんな気持ちでした。
そんなある日、「人は、大切にしたものから、大切にされる」。そう母に言われたのです。 私がまず大切にしなければいけないことは、「月のテンポ」という作品、家や会社を残してくれた父への感謝。そして、私たちが生活していくうえで必要不可欠な「ビュージック」という会社と真摯に向き合い、常により良い方向へ進んでいけるようアンテナを張っておくこと。それから、母や伯母、主人への礼をつくすこと。
優先順位の大切さ
それなのに私は、朝起きても、掃除に気を取られて挨拶は上の空。一日の終わりには、父の写真へ向かって挨拶をしていたのに、洗濯に夢中になり忘れる。慣れない家事で疲れてしまい、仕事が疎かになる。
仕事でも何でもそうですが、“やるべきこと”というのは少々面倒なことが多いものです。だからといって、本当に大切なものを後回しにして、目の前にある簡単そうなものに手を出すと、結局はあれもこれもやらなくてはいけなくなり、自分のペースが乱されるのです。しかも、本当に“やるべきこと”は残ったままなのですから、良いことはありません。
でも、正しい優先順位を守り、そのように動くと、おのずと物事は整っていきます。
実際、優先順位の間違いに気づき、心と行動を変えた途端に、物事が面白いくらいに整い始めたのです。
今回の件に関係なく、同居を解消することになった際、物件を探し始めてすぐ、とても良い部屋がすんなり決まったり、入居の為に急遽必要になった書類を慌てて用意しようとしたら、主人が偶然、既に用意していたり、新居に必要な食器などを買いに行く前日に、知人から電話がかかってきて、使っていない大量の食器や家具を頂けることになったり…。 とにかくすごいのです。面白いくらいにスムーズに物事が整っていく。今では、母、伯母、主人、私でいると、笑いが絶えません。
「人は、大切にしたものから大切にされる」何事も、優先順位を間違ってはならない。これから生きていく上で、本当に大切なことを学ぶことができた夏でした。
片岡 由季
片岡由季氏 武蔵野短期大学にて国際教養学科および秘書コースに在籍。 その後、玉川大学英米文学科に編入。 前職はNPO法人日本ケアフィットサービス協会にて「サービス介助士」の育成に携わり、全国の企業研修を担当。 2010年4月より父である片岡慎介氏の後を継ぎ有限会社ビュージックの代表取締役となる。 現在は、断食道場やサロンなどで「月のお話会」を行い、「なりたい自分」「輝く自分」になる為の月のテンポ活用法をお伝えしている。 |
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