この原稿に目をとめてくださりありがとうございます。11月号をお届けする頃にはもうだいぶ気温も下がり、冬の香りがしているのでしょうね。「らくなちゅらる」を読みながら、温かい飲み物を飲んでゆっくりと過ごす時間を作って頂くことも、良いテンポと健康を保つうえでは大切です。お風邪など引きませんようご自愛くださいね。。
バスで出逢った素敵なご婦人
お陰様で、息子もすくすく元気に成長し、あっという間に1歳4ヶ月。「ママ、マンマ、にゃんにゃん、わんわん、ブーブ」など単語を話すようになり、意思疎通もよりスムーズに。 そんな息子とバスに乗っていた時のこと。基本穏やかな子ですが、意思表示をとてもはっきりするので「こうしたい!」「これは嫌!」をバスの中でもお構いなくしてくれます(笑)。 叶えられる願いは可能な限り叶えるのですが、「バスの中でそれは無理でしょ~」ということもあるわけで。そのような時は窓の外を指差して「あっ、バスが通るよ~」(息子はバス好き)「あっ、ネコさんのトラックだ~」(クロネコヤマトさんがうちによく来るので)などと、必死に息子の気を引いております。 そんな光景を女神のような微笑みで見守って下さっているご婦人が一人。私は軽く笑顔で会釈をし、息子との会話を続けていました。そして、その女性が降りる時、私にこう言ってくれたのです。「あのね、お母さんってすごいなって思いながら見ていたのよ」。私は一瞬、その言葉の意味が理解しきれず、でも何だか温かいものを感じて笑顔でお辞儀をし、その女性を送り出しました。
豊かな人間関係は豊かなテンポから
赤ちゃんを連れていると、バスや電車の中で嫌な思いをするという話をよく聞きます。「赤ちゃんが泣いて嫌な顔をされたらどうしよう」「うるさいと言われたら… …」「邪魔だといわれたら……」などと不安になり、なかなか公共交通機関を利用できない方がたくさんいることも事実です。 そんな中、ありがたい事に息子は公共交通機関が大好きです。色々な人に声をかけてもらい、遊んでもらい、優しくして頂いているからだと思います。この現象は、そこにいる親、子、周りの人の三者が共通してあることを行えた時に実現します。 それは、それぞれが豊かなテンポを発していること。もちろん、子どものご機嫌が悪いとき、周りの人のご機嫌が悪い時もあります。でも、そんな時こそ“月のテンポ”なのです。 “月のテンポ”は周りに大きな影響を与えます。あなたがテンポを整え豊かな周波数を発していると、子どもも自ずと整い、その姿は味方を引き寄せます。これは、人間関係全てに言えること。あなたのテンポが整っていれば、その場の雰囲気が一瞬で変わり、そこにいる人たちの人間関係が豊かに交差し始めます。 ……とは言いながらも、いつも汗だくで息子と会話しておりますが、そんな私を、あのご婦人は人生の先輩として応援してくださっていたのでしょうね。ありがたいお言葉を頂き励みになりました。まだまだ新米ママ、がんばります(笑)。
片岡 由季
片岡由季氏 武蔵野短期大学にて国際教養学科および秘書コースに在籍。 その後、玉川大学英米文学科に編入。 前職はNPO法人日本ケアフィットサービス協会にて「サービス介助士」の育成に携わり、全国の企業研修を担当。 2010年4月より父である片岡慎介氏の後を継ぎ有限会社ビュージックの代表取締役となる。 現在は、断食道場やサロンなどで「月のお話会」を行い、「なりたい自分」「輝く自分」になる為の月のテンポ活用法をお伝えしている。 |
『「月のテンポ」テンポ116 CDシリーズ』 人間の体内時計と月の一日は同様であるといわれます。”月のテンポ”は、無限の可能性を持つあなたを思い出させてくれます。 |