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オルタナティブファーム宮古

自然の恵みいっぱいの宮古島から農業や商品開発するなかで感じたこと気づいたこと

オルタナティブ
ファーム宮古 代表

松本 克也 (まつもと かつや)

自動車メーカーなど14 年の研究職を離れ、2012 年5月に家族4人で宮古島に移住。約1万平米の畑で主に有機サトウキビを栽培し、黒糖蜜やキビ砂糖などの加工品を製造。
畑で黒糖作りが体験できるプログラムも準備中。その他、有機バナナの栽培、未完熟マンゴーの発酵飲料の製造に携わる。

海・土・生命

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伊勢丹新宿店にて沖縄物産展に出展し、純黒糖・チョコレート黒糖・フルーツグラノーラ黒糖の3種の黒糖を現場で焚き上げ、サトウキビの茎も試食提供し、生鮮食品としてのサトウキビの本来の美味しさを伝えてきました。

東京にいた1週間、通勤の人たちと一緒に駅に向かい、同じ電車に乗って、新宿の街中を歩き、伊勢丹新宿店と品川シーサイドのホテルの間を往復しました。

「積極的に意識しなければ、土や海と触れることのない日常生活を送っている人たちが大半なのかなぁ……」ということを、今の自分としては、驚きをもって発見しました。

私たち人間も動植物の食物連鎖や自然系のサイクルの中で生きているのに、命を育む原点である海や土を感じることのない日常生活は、ダイナミックさを欠いた無機質な感じがします。

宮古島で畑を持ち、毎日綺麗な海に入れ、満天の星空を眺められる環境は、やはり素晴らしいとあらめて感じました。

同時に、私にできること(私にしかできないこと)を、あらためて探してみようと思いました。作ることと並行して伝えることを事業価値と捉えて、おじさんが半ばやかましいぐらいにサトウキビを語る(苦笑)黒糖づくりの体験型・教育観光も始めています

。まだまだ、できることはあるはず。

一方で顧みて、仕事にかまけて、この宮古島の自然の素晴らしさを、わが子どもたちに伝える努力をしていないことを反省……。時間を作って少しずつでも色んなところに連れていってやろう。

沖縄物産展では、私が焚く黒糖を本当に高くご評価いただくことができました。とってもとってもうれしいです。また何とか自信を取り戻しました(^^)

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オルタナティブファーム宮古代表
松本 克也(まつもと かつや)

自動車メーカーなど14年の研究職を離れ、2012年5月に家族4人で宮古島に移住。
約1万平米の畑で主に有機サトウキビを栽培し、黒糖蜜やキビ砂糖などの加工品を製造。
畑で黒糖作りが体験できるプログラムも準備中。
その他、有機バナナの栽培、未完熟マンゴーの発酵飲料の製造に携わる。

- オルタナティブファーム宮古 - 2017年9月発刊 vol.120

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