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オルタナティブファーム宮古

自然の恵みいっぱいの宮古島から農業や商品開発するなかで感じたこと気づいたこと

オルタナティブ
ファーム宮古 代表

松本 克也 (まつもと かつや)

自動車メーカーなど14 年の研究職を離れ、2012 年5月に家族4人で宮古島に移住。約1万平米の畑で主に有機サトウキビを栽培し、黒糖蜜やキビ砂糖などの加工品を製造。
畑で黒糖作りが体験できるプログラムも準備中。その他、有機バナナの栽培、未完熟マンゴーの発酵飲料の製造に携わる。

オルタナティブ・チャレンジ!

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玉城デニー知事とオンライン体験の記者会見 (右上)出張型体験の様子。栃木のこども園にて (左下)オンライン体験で使う栽培~収穫~黒糖作り体験キット (中央下・右下)サトウキビの栽培の様子。東京・福島の小学校にて

オルタナティブファーム宮古では、サトウキビとバナナの有機栽培を土台として、「黒糖加工品の製造」「黒糖&島バナナスイーツ作り」の体験型観光のサービスを提供しています。観光客の方の利用を前提としてきたために、昨年からのコロナ禍で、その前提がひっくり返るような大打撃を受けています。しかし、さまざまなチャレンジを繰り返す過程で、新たな気づきもありました。

「宮古島に来ていただくことができないならば、オンラインで体験サービスを提供しよう」との取組を昨年7月にスタートさせました。もとは修学旅行生向けの事前学習としてサービス提供していた内容を一般の観光客向けに作り直したものです。始めてみて実感したことですが、距離というハードルを越えられるオンラインサービスは、非常に大きな可能性を秘めています。「お金と時間をかけて宮古島に来てもらう」という前提を取り払うことで、「そうだ今週末、宮古島のサトウキビ体験をやってみよう」というアクションが可能になりました。

出張型の体験サービスの提供も開始しましたが、こちらも大きな可能性を感じました。たとえば幼稚園や高齢者施設など団体旅行が企画しにくい場所でも、私がサトウキビを持って出かけて行くだけで、同じような体験サービスの提供が可能になります。
いま新たな取り組みとして「あなたの知らないバナナの世界」を解説するパンフレットと動画配信の準備を進めています。普段、畑でご案内している内容を写真やイラストを使ったパンフレットで解説し、現場と同じライブ感で動画を配信します。

距離を越えて、宮古島からおいしく・楽しく・学べる体験型観光サービスをお届けしています。どうぞ当ファームのオルタナティブ・チャレンジにご期待ください。

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オルタナティブ・チャレンジ!

- オルタナティブファーム宮古 - 2021年3月発刊 vol.162

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