昨年5月に新型コロナが5類に移行し、3年以上続いたコロナ騒動にもようやく終止符を打つことができました。コロナ禍で多くの人が学習したことは、緊急事態に日本の医療は立ちうちできなかったという事実です。健康は自身で守るしかないことが多くの国民に認識され、免疫力という言葉が一般化されました。そして免疫力を高めるには、やはり毎日の食事に気をつけることが一番と気づき始めたのです。
海外では、オーガニックの考え方が進んでおり、美味しいものは突き詰めていくと、素材が大事であり、美味しい素材はオーガニックに行きつきます。また、食べ物はただ単に美味しいだけでなく、健康をつくるものでもあり、「自分のいのちを創るものである」という肝心のことがわかってないといけません。つまり、美味しいとは舌先三寸ではなく、身体全体で判断すべきものである点を忘れてはならないのです。
なにごとも、自身の感覚でよく噛んで確かめることが大切です。過剰医療と情報過多のなかで生き抜くためには、自分自身で感性を磨いて、判断力を高めることです。五感を研ぎ澄まして、身体全体でものごとを判断していく姿勢が大切です。いたずらに検証もできない他人の情報に振り回されることなく、自身の本能を高めて発展させることが、感染症の時代に重要なことではないでしょうか。
ケチャップと侮るなかれ
真っ赤なトマトから作られるケチャップは、トマトが持つ美味しさを、味覚を通して世界中の人を幸せにし、それに含まれているポリフェノールは健康にも寄与しています。世界中の五つ星ホテルでも採用されているカーティス・ブラザーズの美味しいケチャップが、ようやく日本にもお目見えです。初代の会社は1868年、ニューヨーク州ロチェスターでエドガーとシメオンのカーティス兄弟により創業されました。日本は明治時代が始まった年で、まだケチャップが登場していない時代です。兄弟は小さな食料品店でケチャップの製造を始め、ほどなくして北米全体への事業を拡大します。そして2014年初めに、マリオ・C・バウアーが友人達とともにこの歴史あるブランドに出合い、同じ社名でウィーンに拠点を置く現在のカーティス・ブラザーズを創業しました。以降、最高品質の新鮮な素材で生み出す一流のソース作りによって、かつてのカーティス・ブラザーズの伝統を守り続けています。
その美味しさの一番の特徴は、選び抜かれたオーガニック素材を使っていることです。鮮やかな赤色で、見るからにフルーティで美味しそうなこのケチャップには、新鮮で香り高いトマト、リンゴ、玉ねぎ、酢、ハーブやスパイスなど、選び抜かれた有機素材のみが使われています。それらの厳選された素材を使い、手間と時間をかけて丁寧に作ります。しかも、香料は一切使用せず、伝統製法を頑なに守り抜いているのです。すべてにおいて「本物」であり続けることで、最高品質の味を提供しています。
日本人は、人工的なものや化学的なものに慣らされすぎた感があります。オリーブオイルやコーヒーに限らず、まだまだ世界の本物の味を知らない日本人はたくさんいらっしゃいます。特別な日の演出やいざというときの料理に、ご機嫌にしてくれる最高のケチャップを一度ご賞味ください。美味しいものを食べるとき、あなたの周りに訪れる新しき世界をぜひご堪能ください。