近年の異常気象は夏の暑さを尋常ならざるものへと一変させました。もともと日本は温帯に位置しており、四季の変化はあるものの、春夏秋冬、おだやかに季節が移り変わり、その変化もゆったりとしたものでした。三寒四温に象徴されるように、身体が環境の変化になじむよう気温が上下し、私たちは季節の変わり目を健やかに過ごすことができたのです。しかし数年前から急激な温度変化が起こり、いきなり40度近くまで上がるなど、異常な状態が続いています。一日で見ても朝夕の寒暖差が大きくなったり、熱帯夜が連日続いたりすると、身体の弱い方や高齢者は、変化についていけず体調を崩しがちです。40度近い外気温から、クーラーを入れて28度から29度、およそ30度の部屋に入るだけでも、10度の温度変化が生まれます。温度差が10度あると、それだけで身体には大きなストレスとなります。このような時代には、身体の代謝を高めておくことが必要です。熱中症対策がいわれていますが、身体を自然に冷やすことこそが、体調を整える重要なヒントとなります。水分やミネラル補給、そして、季節の野菜や果物を適切に取り入れることで、生理機能は維持されます。新型コロナウイルス感染症の騒動以降は、免疫力への関心が高まり、予防医学にも注目が集まるようになりました。夏に甘いものや冷たいものの食べすぎ、また冷えた部屋で身体を冷やしすぎることは、冷え性になるリスクだけでなく、免疫力が下がることによって引き起こされる万病の元となり得ることも、心に留めておくといいでしょう。調味料でおなじみの酢は、抗菌効果や抗酸化作用だけでなく、血糖値の上昇を抑える効果があることも明らかになってきました。熱中症対策や夏バテ防止に酢を摂取することは、まさに生活の知恵といえます。
本物のリンゴ酢で快適に!
酢といえば、一世を風靡したリンゴ酢ダイエットを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。戦後80年を迎えようとしていますが、日本人の食生活は豊かになった一方で、欧米化に偏り、また「飽食」と呼ばれるほど、食べすぎによる病が激増し、成人病という名称が生活習慣病へと改称されました。とどのつまり、生活習慣病とは、まさに食習慣病に他ならないといえるでしょう。肉食過多の食生活においては、酢のクエン酸が効果を発揮し、脂肪燃焼を促すことで、確かにダイエットに役立つ結果も残しました。しかし、本来の製法ではない酢が出回ったため、かえって体調を崩す人もいたようです。そもそも、本来のリンゴ酢は、リンゴを搾った果汁を自然の酵母で発酵させてアルコールを作り(リンゴシードル)、そのリンゴのお酒をさらに酢酸発酵させて作られるのが、本来のリンゴ酢です。弊社が自信を持ってお勧めするのが、コトーナンテ有機アップルサイダービネガーです。バイオダイナミック農法で作られた、自社有機栽培リンゴを使用していますので、マザーが残っており、風味が格段に違います。このマザーと呼ばれる酢酸菌コロニーが残っていることが、ベストなリンゴ酢として重要なのです。希釈しても旨味が残っており、毎日少量摂取するだけで体調も整えてくれます。酢は抗菌効果が高く、ヒポクラテスの時代から傷口の抗菌剤としても使われ、皮膚にも良いとされてきました。肌の保護にも使えるところがリンゴ酢の特徴です。リンゴ酢を摂取するなら、無添加、無加糖、無濾過の成分まるごとを。ドリンクにする場合は、お好みの甘みと濃さに合わせて、水や炭酸で割ってお飲みください。