この製品を最初に発売したのは、なんと約22年前、2003年に遡ります。こんなに長く処方を変えず、ずっと同じ状態で販売を続けてこられたのも、このダイエット補助食品に配合しているアミノ酸が、実に普遍的で効果的であり、変える必要がなかったというのが実際のところです。
当時、世間には目新しいダイエット補助食品が次から次へと発売された時期でした。主な販路はいまのようなインターネットではなくTV通販が主体で、映像的にわかりやすい品物がとにかく売れに売れる時代だったのです。
ある品は「便どっさり」というような商品名で、サプリを溶かして油と混ぜると油が全部固まってしまうというシロモノ。「これと一緒にどれだけ油っぽいものを食べても全部排出されますよ」という印象を与える動画が作られ、今なら法律に完全に抵触するような荒っぽい商法が平気でまかり通っていました。ダイエット食品のイメージだけで大もうけした人も多く、ある意味では牧歌的な時代でした。
そのような「わかりやすい大ヒット品」が世間を騒がせているあいだ、私はまったく別のことを考えていました。
得てして本物はわかりにくいものです。油分をサプリと一緒に摂れば固まって出てきてドカンと痩せます、というようなパリピーたちが食いつく派手なものではなく、「真面目で面白くないけれど確実に効果が出る処方」を考えようとしたのです。
身体に負担をかけず、「考えることも運動も食事制限もしないで痩せたい」というあり得ない願望に迎合するのはきっぱり放棄し、むしろ真面目な人が適切な食事制限や運動と併用して、ゆっくり、確実に、健康的に理想の体重・体型に近づけることを目指しました。
そこで注目したのがアミノ酸でした。当時、ある種のアミノ酸は運動前に摂ると脂肪燃焼を促進してくれることが知られ始めたころでした。そこに、体内に入ってくる糖分の働きをサポートしてくれるハーブ類、さらに「身体を動かしたくなる」(=健康感が湧く)ような成分を加えることにしたのです。
さらに、この手の「じんわりくる」本物の処方にした以上、「1ヶ月で結果が出ます」といった都合のよいイメージをもたれたくなかったので、なんと1包装を3ヶ月分としました。
お手軽に油を排出させます、あるいは(肝臓を壊して)痩せます、といった怪しい薬が横行していた時代ですから、とにかく真逆を追求した結果が、この「1包装が3ヶ月分」という、今考えても少しびっくりする包装量になったほんとうの理由です。
注射で痩せる、でもリバウンド
そんな真面目すぎるダイエット食品を開発したのがもう20年以上前。そのことを、今回この記事を書きながら改めて回想していました。
一方で今は、糖尿病患者が体重管理のために使う注射を、自費でダイエットに使うという方法が大流行しているようです。実際に食欲が一気に落ちるようですが、当然ながら栄養失調にもなりますし、あらゆる病気の引き金になることでしょう。
さらに、飢餓状態にさらされた身体は、その注射の成分が体内から消えると同時に「餓えから解放された!」とばかりに酒池肉林のような「暴飲暴食モード」を開始し、身体に大量の脂肪を蓄積させ、結果として自力では痩せにくい体質をつくってしまうでしょう。
都合のいいことだけが一気に起こることはなく、必ず反作用がもたらされる。当たり前のこの原則を思い出すことができさえすれば、危険な注射に走るより、地味で一定の努力(特に運動)も伴うこのアミノ酸ダイエットの価値が、再評価されるはずだと信じています。
