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それぞれの転機

さまざまな方にインタビューし、その人生の物語を届けます。実体験が誰かの勇気になりますように

キャリアコンサルタント

小山 真裕子 (こやま まゆこ)

自身の転職経験から国家資格キャリアコンサルタントを取得し、就職や転職の支援をおこなっている。「答えは自分のなかにある」ことに気づき、本心に従って生きていくことを一緒に追求していきたいと活動中。インスタグラム:@mayuko33perfection

専業主婦から一転、新しい生き方(後編)

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「わんぱくサンドウィッチストア」オーナー・みほさんの物語。前編では、離婚を機に、自分のお店を持つことを決意し始まった挑戦をお届けしました。後編の今回はお店オープンへの道のり、現在の想いに迫ります。

——お店のオープンに向けてどんな行動をされましたか?

とにかく必死でした。東京まで足を運び、何軒ものサンドウィッチ屋さんを巡りました。そこでたどり着いたのが、「最後の一口まで楽しめて、栄養がしっかり摂れる」という理想の形でした。飲食経験はありませんでしたが、やるからにはとことん試す職人気質。戦時中生まれで食に厳しかった父のおかげで、味覚には自信がありました。
一方で現実は甘くありません。貯金をしながら物件を探しましたが、不動産屋では、「中年の女性が一人で店を始めるなんて」と、相手にされていないと感じることもありました。一度は諦めた理想の物件が、一年後もまだ空いているのを見たとき、「今しかない、ダメなら一年で辞めよう」と決め契約しました。

——資金面でもかなり工夫されたと伺いました。

1円も無駄にできませんでした。工務店の方に予算を伝えたら、「嘘でしょ?」と驚かれましたが、隠さず「お金がないんです」とさらけ出しました。見栄を捨てて自分をさらけ出したからこそ、周囲も「必要最低限で始めよう」と協力してくれたのだと思います。そうしてオープンしたお店に、初めてリピーターの方が来てくださったときの喜びは、出産とはまた違う、人生で味わったことのない嬉しさでした。それから常連さんもつくようになり、評価もいただいて、これならやっていけると思いました。

——その後、現在の場所へ移転されたのですね。

開店から2年が経とうとするころ、愛犬の太郎が立てなくなりました。最期は看取りたい。そう決意して一度お店を閉め、介護に専念しました。2時間おきの世話に体力も限界でしたが、太郎がそっと息を引き取ったとき、悲しいけれど、不思議と「やりきった」という納得感があったんです。愛犬との時間に区切りがついたとき、以前住んでいた大阪府高槻市で再出発しようと決めました。介護の合間に見つけた今の物件の家賃は高かったけれど、「ここしかない」と直感を信じて決めました。

——お店を始めてから約8年、今どんなことを思いますか?

やっと自分のためにがんばれるようになり、それが目に見えて周りや生活に反映され、生活が生きがいで充実していて楽しい。離婚を機に始まった挑戦でしたが、何年もかけて、やっと自分の力で新しい人生を築けたと実感しています。動けば必ず気づきがあり、動くほどできることが増えていく。人生、なんとかなるものです。

——以前から考えるとまったく違う生き方ですが、家族の反応は?

母は今の私が大好きみたいで、サンドウィッチも大好きでいてくれています。子どもたちもがんばっている私をすごく応援してくれています。

——具沢山のサンドウィッチには人生も全部が詰まっているようですね。

本当にサンドウィッチで運命が変わった。こんな風に受け入れてもらえるなんて思いもしませんでした。

——今後の夢はありますか?

まずはこのお店を続けていくこと。そして、この場所を私一人のものにするのではなく、なにかを始めたい人と共有しながら、地域の方々に楽しんでもらえる場所にしていきたい。今、ようやくその夢に近づけていると感じています。

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わんぱくサンドウィッチストア

サンドウィッチ販売の他、委託販売、間借り営業、POP UP、マルシェなども開催
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@wanpakusand66

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